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おもに七月堂書籍から詩の紹介をしていきます。
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#海老名絢

「身体を流れる」より(海老名絢著『あかるい身体で』より)

雨が揺れる街で ビニール傘越しにビルの光が滲む 唐突な水たまりは 影の向こうに 夜景を映す …

「冬のひかり」より(海老名絢『あかるい身体で』)

日の出前、午前五時五十五分 寒さに身体が縮こまると わたしの質量も減る気もする カーテンを…