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秋のお散歩でどんぐりを拾ったら。親子でいろいろなあそびに取り組んでみよう!

今の時期、お散歩をしたり公園であそんでいるとどんぐりを見つけ、たくさん拾って持ち帰ったものの、家に置いたままというご家庭も多いのではないでしょうか。今回は、そんなどんぐりを使って、子どもの能力をアップさせるあそびを3つご紹介します!

まずは大きさを比べてみよう!【大小あそび・比較あそび】

まずは、どんぐりを2つ手に取り、大きさを比べてみましょう!

「大きいのはどっち?」と聞き、大小がわかるようであれば、1つずつどんぐりの数を増やしていきます。いちばん大きいもの、2番目に長いもの、いちばん小さいもの、という順序づけをしてみましょう。

周りにあるものを使って、子どもにものの大小の認識をさせるあそびを七田式では「大小あそび」と呼んでいます。ものの大小の認識は、右脳で視覚的にとらえることから始まり、左脳で大きい、小さいを判断する、というプロセスで行なわれます。その連携を促すこのあそびは、右脳と左脳を結ぶパイプを太くする効果があります。

このようなあそびを小さいうちにたくさんしておくことで、将来、ものを見ただけでさまざまな発想が広がったり、すぐれた問題解決能力が発揮できたりすることになります

また、いろいろなものを比べて、長短、大小、高低などを理解させるあそびを、七田式では「比較あそび」と呼んでいます。このようにあそぶことで、数や量などの概念も理解しやすくなります。また、どんぐりにはいろいろな種類のものがありますよね。大きさだけでなく、色や形を比べて違うところを見つけるのも楽しい「比較あそび」になるでしょう。

どんぐりの数を数えてみよう!【数あそび】

拾ってきたどんぐりや、並べたどんぐりが全部で何個あるのか、声に出して数えてみましょう!数の概念はまず「1〜10」を理解させることから始めるのがポイントです。

「1〜10」が理解できるようになったら、数の「合成分解」にトライしてみましょう!たとえば、5個のどんぐりを使って、「3個と2個に分けるよ。3個と2個で5個だね」と数えながら理解させていきます。こうしたあそびなら、5という数が3と2からできていることが、自然に頭に入っていきます。理解できるようになったら、次第にレベルを上げていきます。たとえば、10を1と9、2と8、3と7に分けていったりと、いろいろな数を合成分解してみましょう!

このように数を数えたり、合成分解するあそびを、七田式では「数あそび」と呼んでいます。このあそびにより、数に対する興味を持たせ、算数・数学の基礎づくりができるだけでなく、イメージ力や直感力、写真記憶力も高めることができますよ!

このように、どんぐりの数や大きさや形などに注目しやすくなるあそびを考えることで、子どもはあそびながら楽しく、さまざまな能力を身に着け、伸ばしていくことができます。「将来の優秀な脳の仕掛けをつくる」―。毎日のあそびこそ、子どもにとっては学びの場なのです。そのようなことを意識しておくことで、親も「どのように工夫してあそべばよいのか」を真剣に考えるきっかけとなるのではないでしょうか

どこで子どもの興味が刺激され、夢中になるのかは、誰にもわかりません。親が思っている子どもの性質とは全く違った分野へ、強烈な興味を見せることも大いにあり得ます。親はそのきっかけを見つけるために、より多くの体験を探し、与えてあげましょう。