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月収709万円を稼いだSEOアフィリエイターの「ASPアフィリエイト戦略」公開実例

しちゃうおじさん(以下「しちゃおじ」)は、これまでに「ASPアフィリエイト」を中心に、アフィリエイト総報酬額1億9,670万円を稼いでいます。

このページでは、そんな「しちゃおじ」の経験をもとに、前半に「ASPアフィリエイトで稼ぐための5つのコツ」を、後半に「実際に稼いでいた広告プログラムの戦略実例」をサイトを公開して解説しています。

※「ASPアフィリエイト」とは、グーグルアドセンス・Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等ではなく、A8.net・バリューコマース・アクセストレード等のアフィリエイトサービスプロバイダーが取り扱っている商品やサービスのアフィエイトのことです。

前半・後半ともに、「しちゃおじ」が「ASPアフィリエイト」を長年続けていく中で、効率よく稼ぐために自然と身についていった独自の考え方(コツ)であり、独自の戦略実例のご紹介となっています。

巷には、「真偽不明の稼いだ報告」が溢れていますが、「実際にどのようなメディアを所有して、どのように集客して、どのように成果に繋げているのか?」は全く見えてきませんよね?

「100万円稼ぎました!」と売上のスクショを公開していても、広告費で100万円以上使っているかも知れません。

この記事をご覧になることで、「稼いでいるのはわかったけど、どうやって稼いでいるの?」といった疑問に多少なりともお役に立てれば幸いです。

(1) 「ASPアフィリエイト」で稼ぐための5つのコツ

「ASPアフィリエイト」で稼ぐために押さえるべきは、以下5つになります。

① 商品・サービス(出口)
② ターゲットキーワード(入口)
③ セールスライティング(導線)
④ 特別単価
⑤ EPC(1クリックあたりの収益)

それでは、1つずつ解説していきます。

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① 商品・サービス(出口) 

「しちゃおじ」は、取り扱う広告(商品・サービス)のことを「出口」と呼んでいます。

この「出口」がASPアフィリエイトで稼ぐための最重要項目になります。簡潔に言ってしまうと、『売れるモノは売れるし、売れないモノは売れない』のです。

売れるモノは、あなたのセンスが良いとか、マーケティングやセールスの経験があるとか、コピーライティングが優れているとかではなく、需要があるから売れるのです。

反対に売れないモノは、あなたのセンスが悪いとか、マーケティングやセールスの経験がないとか、コピーライティングが劣っているからとかではなく、需要がないから売れないのです。

ここを履き違えてしまうと『オレはコピーを書くのがうまい』、又は『わたしは文章を書くのが下手』と勘違いをしてしまい、自称コピーライターになってしまったり、コピーライティングを学ぶことが仕事になってしまったりと、大きな成果に繋げることができません。

当時、「しちゃおじ」は知人3人に「ASPアフィリエイト」を教えていましたが、セールスライティング(ページ内文章)については何一つ言及することなく、「出口」である商品・サービスの選別と「SEO外部施策」の手法のみを伝えていました。

知人3人はそれぞれ、月収500万円超・月収200万円超・月収80万円超を達成しましたが、既に売れる商品・サービスがわかっていて、検索結果の上位に表示させるための具体的なSEO外部施策を真似させていたのだから、結果が出るのは当然のことでした。


とにかく「出口」を間違えないことです。

「しちゃおじ」の場合は、リアル店舗で購入できないモノ、もしくはリアル店舗で購入できるけれど心理的な抵抗を覚えやすいモノ、その他ネット店舗のAmazonや楽天では購入できないモノを好んで「出口」に選んでいました。

例えば、海外製の排卵日検査薬はよく売れました。

ネット店舗で割と気軽に購入できるようになった昨今とは異なり、購入するには調剤薬局に足を運び、住所や氏名の記入が必須だった時代です。

“ 排卵検査薬 ”や“ 排卵日検査薬 ”、その他” (各種商品名)”の検索キーワードで長期間に渡り検索結果の1ページ目を「しちゃおじ」と知人のサイト群で独占していました。

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② ターゲットキーワード(入口)

「しちゃおじ」は、検索エンジンから集客を行うためのターゲットキーワードのことを「入口」と呼んでいます。

アドセンスサイトの場合は、総合情報サイトを制作してトップページで単一のビックキーワードを狙い、セカンドメージ以降の各ページで複合キーワードを狙っていましたが「ASPアフィリエイトサイト」の場合は、簡素なペラページを制作して検索意図が明確で購買意欲が透けて見える複合キーワードを中心に狙っていきました。

物販アフィリエイトサイトの例としては、“ ○○○ 通販 ”・“ ○○○ 購入 ”・“ ○○○ 最安値 ”などが代表的なターゲットキーワードです。

“ ○○○ ”には、商品名などが入ります。

これがアドセンスサイトであれば、“ ○○○ 効果 ”や“ ○〇〇 副作用 ”などのページを作成して、まとめた情報を読んでもらったついでにアドセンス広告をクリックしてもらうことでマネタイズできますが、物販アフィリエイトサイトでは、“ ○○○ 効果 ”や“ ○○○ 副作用 ”等のいわゆる情報収集ワードで検索エンジンから集客してもたいして成約しません。

もちろんこういった情報収集ワードであっても、検索者の疑問にひとつひとつ丁寧に効果や副作用についてのエビデンスや購入者の声を並べていって安心・納得してもらうことも不可能ではないのですが、どうしてもページ内で伝えるべき情報が多くなってしまいます。

SEOアフィリエイトにある程度慣れてくると、キーワードツールで調べたときにズラリと表示される検索キーワードの一覧を眺めるだけで、成果の期待できるキーワードと成果の期待できないキーワードが直感的に判別できるようになります。

検索キーワードを単なるテキストの羅列とみなさずに、『この検索キーワードにはどんな意図が含まれているのだろう?』と考える癖をつけることで、成果の期待できるキーワードを自然と選べるようになっていきます。

「入口」は、検索意図の把握が必須なのです。

※ここではわかりやすいように「検索エンジンからの集客」を前提に書きましたが、SNSから誘導する場合であっても見込み客の意図を明確にして「入口」に定めます。

なぜなら、「入口」と「出口」が明確であることが、③セールスライティングの大前提だからです。

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③ セールスライティング(導線)

極論を言ってしまうと、セールスライティングにテクニックは不要です。

出口である商品・サービスと、入口である検索意図を把握したターゲットキーワードが決まっていれば、その入口から出口までを訪問者の心理に沿ってスムーズに繋げるだけだからです。

ここでヘタにコピーライティングを学んでしまうと、入口・出口のことなどすっかり忘れて無用なテクニックを披露してしまうので、とても恥ずかしい自己満コピーになりがちです。

よく『文章は長い方が良いのか?短いほうが良いのか?』と聞かれることがありますが、答えは「必要十分」です。

出口が同じ商品・サービスであっても、入口であるターゲットキーワード(検索意図)が変われば、出口まで導くのに必要な情報量は当然に変わってきます。

先の例でわかりやすいのは、“ ○○○ 最安値 ”と“ ○〇〇 副作用 ”という検索キーワードです。

前者では複数の販売店の価格比較をして「最安値はこちら」で終了ですが、後者では副作用の懸念に対して、安心・納得してもらえる情報を提供しなければなりません。

おそらく、いくらエビデンスや購入者の声を並べたところで、気休めにしかならないでしょう。

「しちゃおじ」は、“ ○〇〇 副作用 ”のようなキーワードを「遠い」と呼んでいました。

成約できないわけではないのですが、検索意図を考えると入口から出口までを繋ぐ導線がとにかく遠いのです。

逆に、“ ○○○ 最安値 ”のようなキーワードを「近い」と呼んでいました。

このような検索訪問者にたいしては、商品説明などの基本的な情報は一切不要だからです。

なお、SEOが成功して狙っていた複合キーワード以外に単一キーワードでも集客できた場合は、ページ上部にメニューを置いて訪問者を興味のあるページ(又は別サイト)に誘導して振り分けます。

単一キーワードでも集客できた場合、訪問者の検索意図の把握は不可能ですし、制作したページ内容に興味のない訪問者も多くなるからです。

まとめると「セールスライティングはテクニック不要で、書くべき内容や文章量は検索意図の把握と訪問者の心理状態に沿って自然と決まる」です。

ただ、知人3人に教えていてわかったのですが、<title>の付け方にはある種のコピーライター的なセンスが必要のようでした。

「いかにもアフィなサイトがつけてしまっているサイト名ってありますよね?」

アレはセンスがないので、美しく整った<title>をつけましょう。

繰り返しになりますが、CVR(成約率)にこだわってセールスライティングにハマる人が多いですが、アフィリエイトはここじゃないです。

あくまで、出口の選別が最重要項目です。

出口の商品・サービスが違うだけで、素人コピーのままでも5%・10%と成約率が変わってきます。

逆に、この出口を誤って選択してしまうと、いくら凄腕セールスライターがテクニックを駆使してコピーを書いても、コンマ数%しか成約率は変わってきません。

これは実際に知人3人から、複数サイトの「クリック数」と「成果発生数」と「確定報酬額」を集めて分析した結果です。

なんと素人コピーのままでも商品によってはCVR(成約率)が20%を超えていたのです。

つまり成約率は、書き手のセールスライティングに影響を受けるのではなく、あくまで出口に選択した商品・サービスでほぼ決まってしまうのです。

特にアフィリエイトサイトの場合は、リンク先にある公式ページの完成度にもっとも影響を受けてしまうので、セールスライティングをがんばってみても成約率への影響は限られてしまいます。

もちろん、アフィリエイトでなく自社商品の販売ページを書く時は、コンマ数%にこだわってコピーを書き、デザインにもこだわりますよ。

さて、「ASPアフィリエイトで稼ぐためのコツ」は残り2つです。

④「特別単価」の交渉で報酬単価を上げてもらい、⑤「EPC(1クリックあたりの収益)」の定期的チェックで掲載する広告を調整していきます。

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④ 特別単価

「ASPアフィリエイト」で大きく稼ぐために絶対に欠かせないのが、「特別単価」の交渉です。

既にある程度の成果が上がっているのに特単交渉をしていないという方は、損をしていると思って間違いないです。

実は、これが最も簡単にアフィリエイト報酬を増やす方法です。

「しちゃおじ」は、いつの頃からかどんな広告プログラムであっても「成果が10件確定した時点で特単交渉をする」というルールを決めて実行するようになっていました。

成果が10件確定した時点で「報酬単価のアップは可能でしょうか?もし不可の場合は、報酬単価アップの詳細条件を教えてください」といった内容のメールを送るのです。

特単交渉メールを送ったことのない方には実感が沸かないと思いますが、「えっ!こんなに上げてくれるの?」というような返答も多々あります。

また、1度報酬単価を上げてもらった広告プログラムをさらに頑張って成果を積み上げたならば、再度の特単交渉をします。

月100万円の報酬が上がっていたアフィリエイト料率10%の広告プログラムを、1度目の特単交渉で料率25%に、2度目の特単交渉で料率35%に報酬アップしていただいたこともあります。

本来であれば、月100万円で年1,200万円の報酬のハズが、特単交渉をすることで月350万円で年4,200万円の報酬に変身します。

なんと年間3,000万円の報酬増です。

広告主様と直接面会できるような場合は、その席で交渉するのが理想です。

他のアフィリエイターと比べて目立った成果を上げていて、なおかつ積極的に広告主様へ接触を試みていると、なんらかの形で広告主様から直接コンタクトをいただくことも増えてきます。

そうなってくると、ASPを介したアフィリエイターという立場ではなく、広告主様と直接契約の販売代理店的な立場、もしくは新商品開発や販売戦略までを担うコンサルタントとしての立場にまで出世することがあります。

信じられないかも知れませんが、特単交渉メールを積極的に送るという行為は、底辺アフィリエイターから脱却するきっかけにもなるのです。

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⑤ EPC(1クリックあたりの収益)

「ASPアフィリエイトで稼ぐためのコツ」の最後は、「EPC(1クリックあたりの収益)」です。

アフィエイトで順調に報酬が上がるようになってきたら、この「EPC」という指標を定期的にチェックしていきます。

「EPC」とは、アフィリエイトリンク1クリックあたりの収益のことで、これはグーグルアドンセンスの1クリックあたりの単価と同じ考え方になります。

この「EPC」さえ把握しておけば、広告プログラムの報酬単価がいくらだとか、承認率が何%だとか、発生件数が何件だとか、CVR(成約率)が何%だとかをいちいち気にする必要がなくなります。

アフィリエイトをよく理解していない方は、気にする指標を間違ってしまうのです。

少し説明します。

まず大前提として、それなりの成果が1ヶ月以上発生している広告が対象です。そもそもアクセスがない、ほとんど売れていない状態では「EPC」を確認する意味がありません。

次に「EPC」を計算する期間を決めます。

直近の1ヶ月とかで良いです。この1ヶ月間での、その広告プログラムのアフィリエイトリンクの総クリック数と、総確定報酬額を集計します。

総確定報酬額÷総クリック数=EPC(1クリックあたりの収益)です。

ただし、直近の1ヶ月を採用すると、成果が発生していてもまだ確定していないものも多くなるので、(総確定報酬額+総発生報酬額×承認率)÷総クリック数=EPCになります。

この際、アクセス数だとか、成約率だとか、成果発生件数だとか、報酬単価だとか、承認率だとかは不問です。

押さえるべきは、「期間中の総クリック数と総確定報酬額のみ」です。

「EPC」を計算してみると、広告プログラムによって明らかに差が出ていることに気がつきます。10円以下のプログラムもあるし、100円を超えてくるプログラムもあります。

このとき注意したいのが「EPC」の数値を高めようとして、SEO(集客)やセールスライティング(成約率)を頑張ってしまうことです。

「EPC」を計算する目的は、高EPCの広告プログラムを把握して、その広告プログラムに時間や労力を集中するためであり、低EPCの広告プログラムをどうにかして高EPCの広告プログラムに昇華させるためではありません。

ですので、あまりに低EPCの広告プログラムはそのまま放おっておくか、キッパリとやめてしまうことです。

「EPC」を計算するとアドセンスのクリック単価と比較しやすいので、「EPC」が10円以下の広告はアドセンスに貼り替えて撤退してしまうというのもアリです。

①商品・サービスのところで、「売れるモノは売れるし、売れないモノは売れない」と言いましたが、⑤EPCでは、「稼げるモノは稼げるし、稼げないモノは稼げない」と言いたいと思います。

「EPC」を高めるためにすることは、まずは間違いなく④の特別単価交渉なのです。

   ① 商品・サービス(出口)
   ② ターゲットキーワード(入口)
   ③ セールスライティング(導線)
   ④ 特別単価
   ⑤ EPC(1クリックあたりの収益)

以上「ASPアフィリエイトで稼ぐための5つのコツ」でした。

まだ目立った成果の上がっていないアフィリエイト初心者の方は①②③を、既にある程度の成果が上がっているアフィリエイト中級者の方は④⑤を実践してみてください。

これであなたもアフィリエイト上級者の仲間入りです。


さて、ここからは「しちゃおじ」が実際に稼いでいたマッチング系広告プログラムの実例を出して、「どのように稼いでいたのか?」を解説していきたいと思います。

実例は無料会員登録のマッチング系広告プログラムですが、商品を購入してもらうアフィリエイトであっても、サービスを申し込んでもらうアフィリエイトであっても、そのまま応用可能な戦略となっています。

※補足事項:
記事タイトルにてイメージし易いように月収709万円と書きましたが、正確には月商709万円になります。しかしながら、オーガニックSEOのみでアクセスを集めていましたので、月収≒月商となっています。

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