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noteの「スキ率」は高いよりも低い方が理想的な理由 → スキ率の平均なんてホント無意味です

こんにちは、しちゃうおじさん(以下「しちゃおじ」)です。

前回の記事{noteのビューとスキの割合で計算した「スキ率」を分析しても記事の需要や評価はわかりません}で、以下のように書きました。

実は「スキ率」の高い記事よりも「スキ率」の低い記事の方が、読者需要に応えていて真剣に読まれている可能性が高いことをご存知ですか?

ちなみに「スキ率」は、あなたの本当のファンが多ければ多いほど、しっかりと需要のある記事を書いて真剣に読まれれば読まれるほどパーセンテージの数字は落ちていきます。

前回の記事では、「スキ数÷ビュー数×100」で算出する「スキ率」からは、記事の質(需要や評価)について分析することはできない明確な理由を書きました。

さらには「スキ率」は高いよりも低い方が理想的のようにも書きましたので、恐らくほとんどの読者さんが『えっ!なんで?』状態かと思います。

でもね、これ事実なんですよね。

「しちゃおじ」のnoteは、(現在のところ)このnoteを中心にWEBを駆使してお金を稼ぐための情報を発信しているのですが、noteの運用を語っていながらも『スキ率が高いほど人気記事です!』と言ってしまう方というのは、あんまり稼げない(もしくは稼いでいない)方になります。

この記事では、この辺りの詳細について解説していきますね!

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「魚が来る」さんの例

まずは、noteサーフィンをしていて偶然に見つけた「魚が来る」さんの以下記事に掲載されている「アクセスの多かった投稿ベスト3」のスクリーンショットをご覧ください。

上記の記事は、「魚が来る」さんが100日連続投稿を達成した記念に書かれたもので、公開をされているダッシュボードの内容を転記しますと、以下のようになっています。

1位:飲食店に聞いたGoToEat(イート)のメリットとデメリット
(9,235ビュー・2コメント・28スキ)

2位:『翔んで埼玉』の次は『2万光年翔んで新潟』らしい
(2,695ビュー・2コメント・24スキ)

3位:『Go To イート(Eat)キャンペーン』お得な利用方法を考えてみる

(2,010ビュー・0コメント・20スキ)

さて、このベスト3ビュー記事のそれぞれの「スキ率」を算出してみます。「スキ率」の計算式は「スキ数÷ビュー数×100」でしたね。

1位記事「スキ率」:28÷9,235×100≒0.3%
2位記事「スキ率」:24÷2,695×100≒0.89%
3位記事「スキ率」:20÷2,010×100≒0.99%

上記の結果をご覧の通り、ビューが伸びれば伸びるほど「スキ率」は落ちていくのですが、では「スキ率」が0.3%と低い1位の記事{飲食店に聞いたGoToEat(イート)のメリットとデメリット}は、低品質な記事であり人気のない記事なのでしょうか?

2位の記事{『翔んで埼玉』の次は『2万光年翔んで新潟』らしい}と3位の記事{『Go To イート(Eat)キャンペーン』お得な利用方法を考えてみる}も「スキ率」1%を切っています。

ということは、やはり低品質な記事であり人気のない記事なのでしょうか?

そんなことはありませんよね?

むしろ、このベスト3ビュー記事というのは、無用に5%・10%などと「スキ率」の高い記事よりも、よっぽど読者需要に応えていて真剣に読まれている記事の可能性が高いです。

それもそのはずで「魚が来る」さんのベスト3ビュー記事は、全てGoogleオーガニック検索から流入してきた読者さんでビューを伸ばしています。

ここであえて説明する必要はないのかも知れませんが、検索エンジンの利用者というのは自らが能動的に自分の知りたい情報を探し求めて検索キーワードを打ち込んでいます。

つまり、Googleを代表とした検索エンジンから任意の検索キーワードを経由して訪問してくれた読者さんというのは、note内でのお付き合い相互フォローさんとは異なり、自分が知りたい情報を得るために真剣に記事を読み込んでくれる可能性が高いのです。

で、スキはあくまでnote内のちょっとした機能に過ぎませんので、こういったnote外からの読者さんというのは、そもそもスキを知りませんのでまずスキを押しません。

気にいった記事に関しては、noteのスキではなくブラウザのブックマークを使います(コメントもしませんし、わざわざnoteアカウントを取得してフォローもしません)。

その反対に、note内でのお付き合い相互フォロワーさんは、「読んだよ!」的な意味合いでもスキを気軽に押してくれます。

「しちゃおじ」が、{noteの運用を語っていながらも『スキ率が高いほど人気記事です!』と言ってしまう方というのは、あんまり稼げない(もしくは稼いでいない)方になります。}と言った理由もわかりますよね?

簡単にいってしまうと、『スキ率が高いほど人気記事です!』と言ってしまう方というのは、「noteへの集客ができていない」と公言しているも同然だからです。

noteで稼ぐためには継続的な集客に成功する必要があるのですが、その集客に成功すると「スキ率」は必然的に落ちていくものなのです。

これは何も検索エンジンからの集客に限定しません。Twitterなど他のSNSメディアから読者さんをnoteの記事へと誘導する場合であっても、当然「スキ率」は落ちていきます。

フォロワーさんが何万人もいる著名人noteのスキが意外と少ないのは、これが理由です。

このようにnoteの運用について、note内のみの経験にとらわれて語ってしまうと「スキ率」などという指標を持ち出してしまい、さらには『スキ率が高いほど人気記事です!』と言ってしまうことにもなりかねません。

「しちゃおじ」なら、『ビューが多くてスキ率が低い記事ほど集客に成功しています』と言うかも知れません。

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「いいね!」≒「どうでもいいね!」

もう1点この機会に触れておきたいのですが、noteの「スキ」というのはFacebook(現Meta)の「いいね!」≒「どうでもいいね!」的な要素も少なからず含んでいます。

とある「しちゃおじ」のクライアントさんは、『渾身の記事よりも日和見主義的な記事の方がスキがたくさんつくので嫌になることがある』と嘆いていましたが、確かにnoteではそんな傾向がありますよね。

「波風を立てずに、みんなで仲良く平和に」みたいなコミュニティカルチャーです。

ですので、noteにおいては本質を突いた鋭い意見や主張というのは敬遠されがちです。

こういったnoteというメディアのバックボーンもしっかりと理解しておくことで、スキが多いとか少ないとか、ましては「スキ率」の高低とかに振り回されることもなくなるのかなと思います。

気にするべきことは「いかに読者需要を把握して、いかにそれに応える記事を書き続けることができるか?」です(関係のない人からスキをもらっても自己満足に過ぎません)。

一応補足しておきますが、「スキ率」自体が無用の長物レベルの指標となっていますので、もちろん「スキ率」の平均を知ろうとする行為もナンセンスということになります。

(2023年8月5日追記)
「しちゃおじ」が「スキ率」に変わる「新スキ率」を発案しました!

以上 – noteの「スキ率」は高いよりも低い方が理想的な理由 → スキ率の平均なんてホント無意味です – でした。

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