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【0から学んで絶対合格!人生が変わる技術士塾】【第12回】小論文の書き方②

こんにちは。シブヤ塾です。

今日は、小論文の書き方の第二回をお届けします。

ノウハウ①書き始める前にキーワードを余白に書き出す

解答を書き始める前に、解答に必要なキーワードを問題用紙の余白に書き出しましょう。

ポイント(1)二段階キーワード法

二段階掘り下げて分類して書き出します。大きなキーワードから段階的に深堀りするイメージで書き出します。このように書き出すと、解答していくうえで、頭の中が整理されます。

例)地球温暖化

第一段階  温室効果ガス、二酸化炭素、再生可能エネルギー

第二段階  燃料電池、水素、風力発電、水力発電

ポイント(2)二元キーワード法

二つの次元からキーワードを書き出します。「社会的な視点」で書き出します。技術士として、俯瞰する視点があることになります。

例)地球温暖化

第一元  温室効果ガス、二酸化炭素、再生可能エネルギー

第二元  パリ条約、SDGs、ESG投資、環境会計

社会的な背景や求められているもの、課題が明確になり、説明しやすくなります。

ポイント(3)キーワードサーフィン法

二段階キーワード法、二元キーワード法で書き出したキーワードを使いながら、答案構成を作成します。設問の構成に対して、どの設問にどのキーワードを活用して解答を書くか割り付けます。これをしておくことで、解答でのキーワード漏れをなくせます。

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ノウハウ②論理的に書く

小論文で求められるものは「論理性」です。伝えたいこと、解答したいことをきちんと伝えるためには、筋道立てて解答することが必要です。高校の数学で習う、「数学的帰納法」を思い出してみてください。この内容は上級者向けですが、「帰納と演繹」の論術が有効です。論理的な推量と検証ですね。実際の解答では、下記のように分かりやすく書くとよいです。

例)機械を設計するにあたり、フロントローディングのコンカレントエンジニアリングにて実施する。効果を検証するために、工数のデータを逐次モニタリングし、負荷の分散を行う。

論理性(ロジック)が成立していないと、読み手は結局何をしたかったのかが分からないため、意識しておきましょう。


今日は、少し難しい内容だったと思いますが、よく読んで練習してみてください。小論文の解答がブラッシュアップされます。問題作成者はキーワードがきちんと理解されているかを確認します。答えてほしいキーワードを引用しながら、論理的に答案を書くことを強く意識してください。

それが合格への道になります。

次回も小論文の書き方についてノウハウをお伝えしていきます。

それでは、また。

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