合宿免許日記①-1 【入校当日】

今回の教習所は、交通のアクセスがあまり良いとは言えないへんぴな場所にあるため、教習所を取り囲む各駅から無料でバスが出ることになっている。

駅に着くと、教習生と思われる3人がすでに待機していた。男の子2人と、女の子1人だった。多分3人とも大学一回生。

その近くに行き様子を探っていると、男の子2人はキャッキャ楽しそうに話しており、友達同士で参加していることが分かった。

(やっぱり友達同士で参加するもんなのか。)
と思っていると、
「すいません、お一人で参加されたんですか？」
女の子が話しかけてきてくれた。

それから、1人で参加した不安や、関西から田舎ならではの教習所を目当てに来たことなど、気さくに話してくれた。

そうこうしているうちに、バスの運転手の人が呼びに来た。
「皆さん揃いましたね。バスに乗ってください。出発します。」

(これで全員なんだ。自分たちの集合駅から行く人は意外と少ないんだな)

教習所までは50分かかるらしい。

全員が乗り込んだ後、バスの運転手が「皆さん楽しみですか？」と話を振ってきてくれた。
これをきっかけに4人で話し出す感じか！？と空気感を探っていると、
運転手への各1人ずつの返答ののち、3人が徐々にイヤホンをし出した。

(そういう感じだよね〜、まぁ最初だしね。)

自分は教習所に着くまで爆睡した。