ヨシノブハジメ

東京を拠点に活動する公認心理師・臨床心理士。 人が持っている力を引き出し、その人がその…

ヨシノブハジメ

東京を拠点に活動する公認心理師・臨床心理士。 人が持っている力を引き出し、その人がその人らしくいられるようなカウンセラー、セラピストで在りたい。

最近の記事

五月病は遅れてやってくる

企業の人事担当者向けにメンタルヘルスやコミュニケーションについての話を書いて欲しいと依頼が来た。 さて、何を書くか。 読者に届く時期は六月頃と思われるので、その時期の話題がいいか。 その時期の話題と言えば、「五月病」の話をしてもいいだろう。 「六月に読者に届くのに、五月病の話なんて時期外れでは?」 と、勘のいい方は思うだろう。 五月病といえば、新学期、新年度となり、環境や人間関係が大きく変わり、ストレスや疲労が溜まったところで、長めの連休。 過ごしやすい陽気も相まって、仕

    • サブスクライブしていた記事が読めなくなった!

      約三年間、サブスクライブしていたnoteの記事があった。 結構役に立っていたし、知識も増え、更新頻度も高かった。 コンテンツは満足していた。 とはいえ、長く読んでいたので、自分の目が肥えたのかもしれない。 必要な情報は自分で収集できるようになってきた。 だから、サブスクライブを解約しようと思った。 案の定、解約して問題は起きなかったのだが、ある時、過去に読んだ記事を読み返したくなり、noteの「購入した記事」をクリックした。 すると、数個の「単発で購入した記事」は出てきた

      • オンラインカウンセリングの機材選び

        今年買って良かったなって思ったのは、ウェブカメラとUSBマイクですね。 WEB会議やテレワークが増えたこともありますが、オンラインでカウンセリングをするようになったので、購入しました。 「映像、特に音にはこだわったほうがいい」 と、オンラインカウンセリングの研修で教わったことが後押しとなりました。 一般的なWEB会議、WEB商談よりも、より繊細な情報交換が必要な心理カウンセリング。 カウンセラー目線での購入プロセスを記しておきます。 Logicool C922n

        • 気持ちを再体験する

          どういうこと??となりますよね。 要は、 「あの時、ほんっと~にムカついた!」 「あんなこと言われるなんて、残念だ」 「誰も自分のことなんて分かってくれないのか…」 といった気持ちを改めて感じることです。 こんな人がいました。 とある中年の男性。頭がよく、論理的で、周りにも目が行き届く方で、職場では管理職を任されている方です。 そんな方が、「どうにも自分のキャリアにモヤモヤする」と言ってきました。 その方は自分のノートをカウンセリングで広げ、箇条書きにした自

        五月病は遅れてやってくる

          あなたは視覚優位?聴覚優位?それとも…?

          人間の感覚器人の情報処理の仕方って、人によって違うというのはご存知でしょうか? いろんな感覚器を使って、人は外部から刺激を受け、それを情報として受け取っています。 感覚器とは、いわゆる「視覚」・「聴覚」・「嗅覚」・「味覚」・「触覚」の五感のことですね。 人間は主に「視覚」「聴覚」「触覚」に頼って生活をしています。 その感覚器の使い方、情報処理の優先順位は人によって違うんですね。 「視覚」が得意な人もいれば、「聴覚」から情報を受け取る人もいる。 「感覚」で物事を捉え

          あなたは視覚優位?聴覚優位?それとも…?

          夢日記?もちろんしていいよ!

          先日、こんなツイートを読みました。 この人は普段、ホットサンドメーカーで色々な料理動画を紹介(大好き)してくれる方なのですが、ふとこの「夢日記ってしちゃダメなの???」という投稿が目に止まり、リプ欄を見てみました。 そうすると、 「精神がイカれる」とか「夢と現実の境が分からなくなっていく」とか「脳に支障をきたす」と、「聞いている」「聞いたことがある」「らしい」というリプが大半だった。 「…え??? そんな怖い認識が一般的になっているの????」と、いち夢も扱うこともあ

          夢日記?もちろんしていいよ!

          心の揺れ、現実のお茶

          昨日は大きな地震がありました。 怪我や被害に遭われた方には、心よりお見舞い申し上げます。 関東圏に住んでいる私は、久しぶりに携帯電話の緊急警報を聞きました。 幸いなことに帰宅しており、怪我などもすることはありませんでした。しかし、“地震がまた来るのではないか”と思い、なかなかホッとすることはできませんでした。 揺れているわけではないのに、揺れている感じがしてきてしまう…。そんな感覚がしばらく残りました。 そんな中、SNSで熊本地震を経験されたという方のコメントを読ん

          心の揺れ、現実のお茶