「力道山や奥さんの語りに輪郭・色彩が伴うんです」
【本日のゲスト】
細田　昌志さん（ノンフィクション作家）
https://x.com/kotodamasashi

2冠目です
祝！！第30回小学館ノンフィクション大賞受賞作
「力道山未亡人」は発売1月で既に第3刷のヒット作
日本出版クラブでの授賞式は小学館社長を始め
各業界の大物170名の大反響。賞金300万円に豪華
な食事と有名人のスピーチなどなど。

前回コロナ禍に受賞した第43回講談社 本田靖春ノ
ンフィフィクション賞授賞式の経験が如何に貴重な
経験だったかですね。『沢村忠に真空を飛ばせた男
／昭和のプロモーター・野口修評伝』。
あと3つ。目指せ全5冠
前回→https://note.com/shiburadi/n/n434eea5c9f73

【本日の本】
「力道山未亡人」細田昌志著2024年5月31日発売
小学館　1,980円
https://dps.shogakukan.co.jp/rikidouzanmiboujin
何でこんな優秀な女子が力道山のお嫁さんに？
敗戦後の闇社会､暴力､警察､借金､地位・権力…
他人事には凄くスリルに満ちた？人生ですが、
生き抜いたんですよ、そして今目前でのスピーチが
、これまた力強いんですよ。

しかし奥さんはもとより、よくこれだけの人から
お話しを聞き出せたものです。何故か細田さんに
は喋ってくれるんですよね。

田中敬子さんは21歳で故力道山さんのお嫁さんに
なった元日本航空のスチュワーデスさんです。
（CAの時代ではありません）。力道山さんは彼女
のフライトを調べ、ファーストクラスを予約して
写真の姫を探して移動していたそうです。超プレ
イボーイ且つ強き男、maxヒーローなのに、何か
マメで純情です。細田さんは田中さんへのインタ
ビューから純情の裏側にある、彼の敗戦後の出自
による心の寂しさ、やるせなさを引き出します。
だから彼女との結婚は嬉しかったのでしょうね。
政界、財界、芸能界、格闘界、スポーツ界、
プロモータ、反社会的勢力？…何と1700人も集ま
ったそうです。なのにたった半年で

力道山はレスラーの引退後も考え、その受け皿
会社設立に多額の投資をしてました。
彼の死後借金30億円(現価値)をひたすら返す
未亡人。20、30代のことはあまり言いたくないそ
うです。でも細田さんはお聞きするしかない訳で
気力・体力が物凄く必要だとか。
人も借金を知ると見事な程に逃げていくそうです。

結果田中さんの人生、借金は全額返済となるので
すが、本の後半ではそこに不思議な事象、オカル
トティックな死後の力道山が出てくるという取材

そして昭和の興業を切り口にした各業界の絡んだ
糸の繋がりを1つ1つ取材して紐解いていくと、
「アントニオ猪木VS滝沢秀明」戦にもつながる
です。って。

【告知】
次回予定のノンフィクション作品は
「2003年大晦日の格闘技」を予定
締め切り近し。夏に遊びに行きたい〜。

【パーソナリティ】原カントくん
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