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渋谷のほんだな

2023年6月23日(金)12:00-12:55放送
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『言葉無ならないモヤモヤ感が共有できる詩集』
【本日のゲスト】

姜アンリさん(詩人)

生成AIがクリエイティブに情緒的な”詩”を作って
くれるこの時代に、最も売れない「詩集」を出版。
でも前室対話でカントくん曰く、新宿紀伊國屋で
詩集買ったんですけど最後の1冊でした。

売れてます。何で?秘密は?
詩集なのに感想が言葉にならない不思議なこの本
について、1時間モヤモヤと共感していきます。


【本日の本】
「宇宙の塵のためのブルース』2023年4月17日発売
姜アンリ著 ポエムピース社 1,540円
https://miraipub.jp/books/23109/

詩集のテーマは人間の悲しさ、涙、やるせなさ、
途方に暮れた感。

渋谷での無常感、儚さを読んだ詩では、コンビニ客
の涙から始まって、最後は宇宙で月が地球に共感し
泣いてくれました。(カントくん朗読)

梅雨の昼間がテーマの詩では「あ〜終わってんな」
の感覚。でも世紀末感は昔からある訳だし、それで
も今日も生きていることを再認識するんです。
(姜アンリさん朗読)

テンプレート化された言葉が溢れ、チャットGPTが
品質の高い作品を作り、問題を解決する中、人にし
かないものは誕生以来38億年間蓄積してきた生命の
の記憶、DNA。ゲストさんはこれを魂と呼んでます

言葉を獲得する前の歌・踊りに込めた感情表現に
言語は敵わないと解っていながら、受け手の感受性
を信じて、詩集を通して理屈でないモヤモヤ感を
産み落とす。
それを感じ取った人は今生きてる自分を見詰め、
宇宙の塵のような自分にもある38億年間奇跡的に
繋がってきたDNAの存在を認識することで、
明日への原動力とする。
そんな詩集だから売れてるんですね。

あなたもモヤモヤ体験してみませんか?



【パーソナリティ】原カントくん


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