画像1

【電通Bチーム渋谷支社】20190612

2019年6月12日(水)11:30 - 12:55 放送
00:00 | 00:00
【電通Bチーム渋谷支社】
2019年6月12日(水)11:30-12:55
テーマは「認知特性と教育ー人の評価軸はいろいろ」、本日の担当は、森口さんとナージャさん

▼▼▼「電通Bチーム渋谷支社」は、本業である広告業のA面に対して、各特任リサーチャーの得意分野であるB面を紹介する番組です。
週替わりの担当者がメインパーソナリティとしてお送りいたします。▼▼▼

▼ パーソナリティ
森口晢平  "ルール担当"
https://dentsu-ho.com/people/987

キリーロバ・ナージャ "世界の教育担当"
レニングラード生まれ
https://dentsu-ho.com/people/400

▼ ゲスト
本田真美(ほんだ・まなみ)さん 
医学博士、小児科専門医、小児神経専門医
みくりキッズくりにっく院長(世田谷区上野毛)
https://www.micri.jp/

本日は、本田先生をお招きして認知特性のお話を伺いました。

▼「認知特性」って何?

「認知」は情報のキャッチ→処理→記憶のインプット、表現のアウトプットの一連の脳の作業ですが、その特性は人によってかなり違う。

本田先生は、「思考の嗜好」と呼んでいます。

「認知特性」は6パターンに分けられます。
3つの感覚をそれぞれ2つ。すなわち、言葉((1)記号辞書型=文字で論理的、(2)ファンタジー型=文字をイメージで)、目((3)2D型、(4)3D型)、耳((5)言葉型、(6)音サウンド型)です。

テストを受けたところ、ナージャさんは2D型、森口さんはファンタジー型、本田先生は記号辞書型だったそうです。

本田先生の旦那様(アートディレクター)は目で覚えるタイプだったので、「宇宙人?」と感じ、それで「人によって評価軸というものは違うんだ!」と気付かされとのこと。

▼ 授業スタイル

日本の教育や受験、多くの会社も「辞書型」が有利になっています。
もちろん教師も辞書型なので板書で書き写し、覚える型の授業が増えるはずです。

本田先生によると、2つの処理があって
「同時処理」 絵の中にいっぺんに入れる:絵、漢字
「継時処理」A→B→Cと順番に思考する:授業やテストはこちら、書き順

当然ながら、人によって得意、不得意、凸凹があります

ベネッセの調査で、同じ授業を受けても子供によって全然違う(話を書く子、板書を写す子、要点だけ書く子など)
教師先生の授業スタイルがあわないと両者とも悲劇
こうした特性に合わせたテクノロジーが望まれます

こうした認知機能の存在を知るだけでもかなり違ってきそうです。

詳しくはこのアーカイブをお聴きください。

▼ 本田先生のご著書
「医師のつくった「頭のよさ」テスト 認知特性から見た6つのパターン」
 光文社新書 – 2012/6/15
▼ ナージャの絵本
「ナージャの5つのがっこう」
大型本 – 2018/9/11

▼関連情報
バイバイン(アリバタ)フィリピンの表記

▼ 今日の選曲:
(1)Flamingo / Kero Kero Bonito 日本語で歌うイギリス3人組   
(2)おかあさんの唄(おおかみこどもの雨と雪より)/アン・サリー
(3)青春の輝き / カーペンターズ

▼来週は、鳥巣さんの「電通チャイム」です

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?