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ミラノで藍染め④/Shibori LAB
ミラノでタデ藍を育て始めて、3か月。意外にしっかり育つのにびっくり。ただ、6月を過ぎるとイタリアの猛烈な日差しが、藍の葉を焦がしてしまう問題が発生。幸い午後は日陰になる場所でよかった。でも朝、晩と水を撒くことが、必須。7月はさらに苛酷に。。。
それでもタデ藍の生命力にビックリさせられる。午前の日差しでカラカラになってしまった状態でも、夕方水をやればすぐに復活。これだけ強い植物だったら無事に育ってくれそうだ。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/54591543/picture_pc_9c2bbc7529558d0dcf0a081c3e1feb82.jpg?width=1200)
7月中旬にもなるとこの通り。しっかり育ってくれました。
さて次は、この藍をどのに使用して布に染めるのかが、藍染では一番重要な点。
基本的に以下の方法が用いられる。
1: 生葉染め / 藍の葉をそのまま利用し、シルクなどの動物性繊維に染織する方法。シンプルで原始的な染色方法。
2: スクモ(蒅)法による染色法 / 収穫した藍の葉を乾燥させ、100日間かけて発酵させたものをスクモ(蒅)といい。このスクモを使用して染め上げる。沖縄を除く、日本全国で一般的に行われている工法。
3: 泥藍(沈殿藍)による染色法 / 収穫した藍を、水に浸し2-3日発酵させた液に、石灰を加え撹拌することで、藍に含まれるインディゴを抽出する。抽出したペースト状のものを「泥藍/沈殿藍」と呼ぶ。それを用いて染色にする方法。沖縄で見られる工法だが、タデ藍ではなく琉球藍が使用される。
※インドでは、泥藍をさらに乾燥させて、藍錠(藍のブロック)にするのが一般的。
さてさて、藍は育ったがどの工法を利用するか、一度すべてやってみて決めよう!
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