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うんち漏れた

お疲れ様です。イラストレーターをさせていただいております。しぼりかすと申します。

耳の痛み無くなりました!まだちょっと違和感ありますけど、昨日までの痛みに比べれば天国のようですね

ご心配をおかけしました。

さて、タイトル回収に入る前に注意書きをさせていただきます。

今回はあまりにも下品な内容になりそうなので、苦手な方はこの日記を閉じることをオススメします。

いいですか?

では、僕も覚悟を持って話しましょう。今朝、突如起きた奮闘劇

『うんこ漏れた』

そうなんですよ。今朝うんこ漏れました…

ちょっと待って ちょっと待って

まぁ一回落ち着いて聞いてください笑
ちゃんと説明するんで笑

皆さんが想像してるような壮大なのとは少し違います

このドラマには計り知れない努力と闘争、そして悲劇がありました。

今朝の事です。眠気と闘いながら僕は出勤しました。
今思えばここから悲劇は始まっていた…
2日間の耳痛から逃れ疲れてたんでしょうね。ギリギリまで寝てたんですよ
で、いそいそと電車に乗りました。

間に合ったー

安心感。便意はなし。

僕の出勤ルートは一つ目の電車を降りてから、10分くらい歩いて地下鉄に乗り換えするルートなんですよ。

乗り換えの駅に到着。ICOCAで改札を通ります。

便意はなし。

これが悪夢の始まり

次の電車まで余裕があったので喫煙所でタバコ吸ってました。

次の瞬間、腹痛と便意がとてつもない速度で襲ってきました。

「やばい!!!これはうんこ漏れる!!!」

近くにトイレ、なし。
駅のトイレ、改札の中。

しぼりかす、なんと出勤日数的に定期券を使うよりチャージしてる方が得なので改札に戻ることは出来なかったのです。

後戻りはできない。
突如襲ってきた便意に悩む時間などありません。

「地下鉄のトイレまで走るしかない!!」

祈りながら走りました。徒歩10分の道のり、走って5分もかからないがここまで長く感じた事は過去に一度もありません。

すでに大腸でスタンバイしてるうんちを尻の筋肉で必死に飼い慣らしました。

しかし!!

走るという行為はあまりにもリスクが高く、足を一歩一歩踏み出す度に大腸の中の異物は下がっていきます。

これが地球の重力…人が飛べない理由…!

半泣きになりながら、病み上がりだというのに全身の筋肉を強ばらせ走りました。

ただ、その先にあるトイレを求めて…

あと1分?2分?視界に地下鉄の入り口が見えました。
ただ我慢と社会的に死ぬということを考えながら走りました。

漏らしたらどうなる!!?この道を一生通れないだろう!!
知り合いからは「お漏らしイラストレーター」とイジられるだろう!!
「しぼりかすが出ちゃったね笑」と嘲笑われるだろう!!

そんなのは嫌だ!!!

これはもう自分との戦いで、なりたくない自分か、なりたい自分を選択するその時なのだと

その瞬間

『ぷりゅ』

何かが少し出る感覚
あまりにも小さくわかりづらいが、尻に何かいる。

しかし、ここで振り返り止まってはいけない。不快感を尻に抱え走りました
あと少し!あと100メートルもないんだ!!

『ぷりゅ…』

もうちょっとだけ出た

しかし、止まってはいけない。今ここで心を許せば、抑えてくれているパンツに申し訳ない。

そして息切れをしながらトイレに到着。
走ったおかげで電車まで余裕がある。

とにかく用をたす

オッケー…最悪は免れました。

さて、状況確認です。
案の定パンツは汚れている。
しかし不幸中の幸いか、ズボンに被害はなし。
ありがとうパンツ。君のおかげで外からはバレない。

とりあえずパンツをトイペで拭く。アルコールのやつで濡らして出来るだけ汚れを落とす。

落ち切らないけど仕方ない。
履くと勿論違和感。いや、文句を言ってる場合ではない。するべきことは問題を解決することだ。

そして違和感を抱きながら地下鉄に乗る。
幸いニオイは立っていない…多分。よし
電車の中で作戦を練る。お気に入りのパンツなので出来るだけ捨てたくないのだ。

作戦はこうだ。
①コンビニでパンツを買う。
②職場に洗濯機があるので汚れたパンツ単体をぶち込んで回す
③無事乾かし、何事もなかったようにその日を過ごす。

成功すれば俺がうんこを漏らしたという事実は無かったことになる

そして職場の最寄駅に到着。タイムカードのタイムリミットまで残り10分。

フェーズ1
駅を出たところにあるローソンへ突入。パンツを探す

「な!なにぃ!!?」

なんとこのコンビニ…パ!パンツが売っていなかった!!

これはまずい、パンツが売ってないコンビニがあるなんて…

しかし時間は有限、先程は便意による焦りが今度は出勤時間という形で襲ってきた。
ここへきてギリギリまで寝ていた自分を悔いた

早起きは三文の徳とはよく言ったものだ。

パンツがありそうなコーナーをある程度探すもパンツは見えない。
ここで大きく作戦変更

時間はギリギリになるが、少し歩いたところにあるセブンイレブンへ行くことを決意。
きっと大丈夫。まだ時間はある。人気も少ない

そしてセブンイレブンに突入。

「パンツは雑誌コーナーの向かいにあると相場は決まっている!!」
迷いもなく化粧品コーナー

するとそこにはしぼりかすの大好きなパンツ、ボクサーブリーフが!!
「勝った!!」そう思い手に取りました。

な!!なにぃ!!?

悲劇は続いた

LLサイズだと!!!?


しぼりかすはMサイズ…そんな小柄な男がLLサイズのパンツを履けばどうなるかくらい、想像するのも容易いだろう

隣には売り切れたMサイズとLサイズの値札

「LLサイズを履くしかないのか…!」

恐る恐るレジへ向かおうと目線をずらすと、そこにはトランクスが全サイズずらりといた

「トランクスだと!!?」

しぼりかすはトランクスが苦手なのだ。
家で履いてる分には開放感があっていいが、外で履くのは落ち着かない。
履けば最後、重力の赴くまま自由奔放に暴れる股間をボクサーブリーフで固定したくなる衝動に駆られるのだ。

ましてや股間が何かの衝動で充血してしまった際、トランクスでは制御できない。

少し悩んだがしぼりかすはMサイズのトランクスを選んだ

背に腹はかえられない。こういう時人間は正しい選択を取れるのだ。

パンツだけ買うのは「あっ、コイツ漏らしたな」とバレる恐れがあるのでマイルドカフェオーレを一緒に持ちレジへ

無事店員にバレることなく購入に成功した。


職場に到着。トイレで再度尻を拭きパンツを履き替える。
するとどうだろう、今までにない幸福感が尻を包んだ。
これほどの救済があっていいのだろうか

さっきまで嫌悪していたトランクスが優しく包み込む。

履いていたパンツをセブンイレブンでもらったレジ袋へ。

フェーズ2
洗濯機が空なのを確認し、選択を開始。
業務に使うタオルなどがあるので流石にうんちがついたパンツを一緒に洗うのは申し訳ない。
休憩時間には洗濯が終わり、そのまま乾かすこともできる。

無事成功

そして休憩時間に洗濯物を取り出す
あれほど醜く汚れていたパンツもすっかり元の色を取り戻していた。

そして乾くまで干し、無事うんこを漏らした事実を隠蔽することに成功した。

人は人生の中で様々な選択を強いられる。

しかし、迷わず選んだ道を進んでほしい。きっとそれが正しい方へ導いてくれるはずだから



イラスト:『みんなのフォトギャラリー/どん・たけし様』より

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