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友情について

note178日目。
今日は、友情について。

年末年始に日本に帰国した時に、ハリーポッター好きな息子のために、ハリーポッターミュージアム(正確にはワーナーブラザーズスタジオ)を訪れた。

その時のことで印象に残っていることがある。

それは息子が、ところどころでNZの友達のことを思いやる言葉を発していたことだ。

〇〇がここにいたら、バタービールを一緒に飲めたのに、
たぶん〇〇はこれが好きだと思う、
これを〇〇に買っていきたい、

など、息子が自分の経験を友達と分かち合いたいと思っているのが伝わってくる発言だった。

たしかにニュージーランドにはハリーポッター関連の施設はないし、子どもたちがバタービールがどんなものか興味を持っても試せる場所がない。

もちろん、箒に乗って空を飛ぶ体験が出来る場所もない。

お酒以外のビンに入った飲み物を飛行機で持ち運ぶのはいつ以来だろうか。
考えても思い出せないくらいだが、息子のために(友達のために)バタービールを持ち帰ってきた。
スーベニアカップも一緒に…。
魔法の杖型のチョコレートも折れないようにプチプチでぐるぐる巻きにしてきた。

そして今日、その友達がうちに来た。
息子はずっとこの日を楽しみにしていた。
バタービールとバタービール用のコップ、杖型のチョコレートを出したら、その友達はとても驚き、喜んでくれた。
その様子をみて、息子も嬉しそうだった。

やっと渡せてホッとしたのか、そして同時に来週からは同じ学校に通わないという寂しさもあるのか、その友達と息子は食後に庭に出て椅子に座って会話をしていた。

今まで何度かその友達は泊まりにきたことがあるけれど、外で二人で話していたのは初めてだ。

その様子をみて、息子たちの間に深い友情が築かれているのを感じた。

私は姉妹、女子校育ちだから、男子の友情というのはよくわからないけれど、でも間違いなくそこには友情があった。

私が息子の歳だった時、こんな風に友情を築いていたかな?と思いながら、ほっこりした気持ちで夜を過ごしている。

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