創建54年のお寺が素晴らしい


皆さんは、お寺というとどんなイメージをお持ちでしょうか?
多くの方は、長い歴史を持つ古い建物を思い浮かべるのではないでしょうか。
しかし今回ご紹介するのは、創建からわずか54年という、比較的新しいお寺です。

長野県千曲市にある「聖光寺」は、1970年7月に開山された法相宗の寺院です。
このお寺の最も興味深い点は、その創建者がトヨタ自動車だということです。

聖光寺の三大寺命は以下の通りです:

交通安全の祈願
交通事故犠牲者の供養
交通事故負傷者の早期社会復帰の祈願

トヨタ自動車は、自動車メーカーとしての社会的責任を象徴する重要な場所として、
このお寺を創建しました。
毎年、この時期になると大法要が行われ、トヨタグループ会社や販売店の幹部が
集まり、交通安全を祈願しています。
さらに、他の自動車メーカーの関係者も参加し、交通安全技術について話し合う
場にもなっているそうです。

トヨタの取り組みは、単に便利で安全な車を開発するだけにとどまりません。
アメリカでは最新の先進安全技術研究センターを設立し、運転支援や車の自動化だけでなく、運転する人間の教育や心理行動についても研究を進めています。

このような多角的なアプローチは、自動車の価格上昇の一因と
なっているかもしれません。
しかし、安全性向上のための投資を考えれば、致し方ない面もあるでしょう。

聖光寺の存在は、トヨタ自動車が製品開発だけでなく、
交通安全という社会的課題に真摯に向き合っていることの象徴と言えるでしょう。
単なる利益追求ではなく、社会的責任を果たそうとする姿勢に、
企業としての深い考えを感じずにはいられません。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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