Amazonメルカリヤフオク販路別手数料徹底比較(2020年5月最新)
初心者の時に知っておきたかった手数料。Amazonってとっても計算しにくいと思われているけれど,そもそもの考え方が分かるだけで,すごく簡単に理解できるようになりました。
Amazonと【ヤフオク/メルカリ】は考え方が違う
ヤフオクとメルカリはあくまでも基本的な考えは【個人間】取引です。
一方,Amazonは【間借り】させていただく市場。
カートを取得できれば
個人でも業者でもほぼ同じ立ち位置で販売が可能な場所です。
そのため,Amazonは
・Amazon自身が独占していたいカテゴリ
・嗜好品(例:おもちゃ,本などのメディア)
に関しては手数料を高めに設定させて頂きます。
代わりに
・日用品
・生活必需品
に関しては手数料を安めに設定させて頂きます。
といった具合に
カテゴリごとに手数料が異なるのがヤフオクやメルカリとの最大の違いです。
では,まずは一番分かりやすい
メルカリの手数料から説明します。
<1.販売手数料>
全てのカテゴリで売上に対する10%がかかります。
送料込みで設定する方がほとんどだと思いますが,
自分が販売した価格に対してのみ手数料が発生します。
つまり,着払い設定の場合は送料に対しての手数料はかからない形です。
<1-1.ライセンス料>
ハンドメイド二次創作のものに対して
ごく一部20%のライセンス料がとられます。
・Ingress
・宇宙兄弟
だけです。なので,ほとんどの方には無関係です。
<2.月額の会員費>
一切ありません。登録の際にお金が発生することはありません。
ちなみに,他の人から招待されると,メルカリ内の商品購入の際に使用できる500円分のポイントが付与されます。
しばたみの招待コードは
RKSRPY
です。ご自由にご使用ください。
次に,ヤフオクの手数料について説明します。
ヤフオクは,メルカリよりも少しだけ細かいです。
公式の情報を
上記ヤフオクヘルプからご覧になる方がベストですが
今回は出来る限り分かりやすく書かせていただきます。
<1.落札システム利用料>
ヤフオクは,Yahoo!プレミアム(月額462円(税抜))に登録している場合と未登録では手数料が異なります。
Yahoo!プレミアム会員登録なしの場合は10%(税込み)
Yahoo!プレミアム会員の方の場合は8.8%(税込み)
です。
※そもそもメルカリは少額個人間売買の販路なので税込み,とか税抜きといった表示はありませんでしたが,ヤフオクは元々が「オークション」です。
なので,業者さんも公式にたくさんいらっしゃいます。
よって(税込み)(税抜き)という表現が頻繁に出てきます。
⇒つまり,販売金額が大きい場合はプレミアム会員登録をした方がオトクということになります。
ちなみに,計算してみると分かりますが,1か月あたり43222円以上販売した場合はプレミアム会員がオトクです。
<2.出品取消システム利用料>
1商品あたり550円(税込)
入札があったオークションを取り消すとかかります。
メルカリの場合は,ご購入いただいた後であったとしても,万が一のキャンセルを必要としても手数料を取られることはありません。(もちろんアカウントを守る上ではNG行為ですが)
しかし,オークションは金額が安くても入札があれば,それを出品者側の都合で取り消す場合は手数料がかかります。
安くしか売れなかったから取り消す・・ということが無いように気を付けてください。
※:「中古車・新車」など一部のカテゴリは3080円(税込)です。
<3.販売を促進するためのオプション利用料>
これは,絶対に支払わなければならないという物ではありません。
・注目のオークション
・あなたへのおすすめコレクション
という設定をすることで検索の上位に表示されやすくなるというものです。メルカリでは,そういったオプションをつけることはできません。
ヤフオクはそういった促進が可能です。
<3-1.注目のオークション>
1日あたり1商品あたり22円(税込)以上です。
設定金額は、1日あたり20円から1円単位で自由に決められます。設定後に増額する場合は1日あたり10円から1円単位で追加できます。
つまり,高い金額をかけることで,上位に表示がされる仕組みです。
設定金額や出品者の過去の落札率などを加味した上位3件は「注目度No.1~3」のラベルが表示され、注目のオークション上位や検索結果ページに表示されます。1~3の表示は設定金額順に並びます。
早く売りたい,たくさんの人に入札されたいという時に利用するものです。
<3-2.あなたへのおすすめコレクション>
「あなたへのおすすめコレクション」はマイ・オークションなどに表示される、表示されている商品の関連商品を掲載するコーナーです。
出品者が「あなたへのおすすめコレクション」オプションを設定している商品から、関連度の高いものが自動的に表示されます。
オプションの設定自体は無料です。
ただし,ここ経由で入札された商品が落札されると,設定に応じた利用料金がかかります。
詳しくは
上記をご覧ください。
最後に,Amazonの手数料について解説します。
Amazonの基礎基本のnoteでも書きましたが・・・
AmazonはFBA(フルフィルメントbyAmazonという発送代行)が最大の魅力です。
FBAが使えないならば,Amazonの良さを90%損していると言っても過言ではないくらい大切な機能です。
ですが,このFBAという存在がが非常に難解に考えられがちです。手数料が複数の種類たくさんとられるので・・
が,実はその内部はカンタンです。
https://sellercentral-japan.amazon.com/fba/profitabilitycalculator/index?lang=ja_JP
まず,Amazonの商品の手数料は上記のURLで誰でも入力すれば全て把握することができます。
2020年5月26日時点で最もモノレートユーザー数の多い人気1位の商品で調べてみたいと思います。
https://mnrate.com/item/aid/B084XGK57Q
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B084XGK57Q
鬼滅の刃ウエハース2 (20個入) 食玩・ウエハース (鬼滅の刃)
4900円でFBAカートが取得されているので
この金額を自社発送の場合とFBA発送の場合と両方に入力し,
手数料を1つずつ解説をしていきます。
上記が実物ですが
少し拡大してみます。
Amazonの全ての手数料はこちら
では,ひとつずつ見て行こうと思います。
課税対象となる販売手数料は、月間登録料、販売手数料、カテゴリー別成約料、基本成約料(返金手数料、大量販売手数料)などの、Amazon出品サービスに関してAmazonが請求するサービス料が該当します。
という記載があるので,全ての手数料は税抜き表示と思ってください。
<1-1.販売手数料>
これは,全ての商品に対してかかる手数料です。
メルカリで考えるところの10%です。
ただし,Amazonの場合は全てのカテゴリで10%というわけではありません。カテゴリにより,その手数料が異なります。
上記のように異なります。
ってすんごい面倒ですよね!全部覚えるなんて無理です・・Amazonせどりをされている方のほとんどが覚えていないと思います。
ポイントとなるのは,
手数料は8%~45%の間。
だけど8割くらいのカテゴリで手数料が10~15%。
ということです。
今回の鬼滅の刃ウエハースは,
ホビーカテゴリーなので10%です。
<1-2.カテゴリー別成約料>
メディア系商品の場合は,販売手数料の他にプラスして
カテゴリー別成約料がかかります。
本が80円,CD/DVD/VHSが140円です。
その他地域に送ることはほぼないので気にしなくてOKです。
<2.FBA手数料(Amazonから出荷する)場合>
これは,メルカリの場合もメルカリ便として含まれますし,ヤフオクの場合もヤフネコパックやゆうパックおてがる便があるのでそれとほぼ同じです。
大きさによって異なりますが,普通に個人で送るよりはずっとオトクです。
鬼滅の刃ウエハースの場合は,436円と表示されています。
しかし,このうち421円が配送料。
15円は月間保管手数料というものです。
月間保管手数料は,1か月間倉庫に預けた場合にかかってくる手数料であり,日割り計算で費用が発生します。
※販売する商品の大きさによって価格に差があります。
預けてからすぐに売れた場合は月間保管手数料は発生しません。
(今回の場合は,FBA倉庫に預けてから10日で5円です。※2日で1円)
代わりに,2か月預けていた場合は30円が発生する,ということで変動がある手数料です。
つまり,Amazonからすれば,売れない商品を預けるな!という意味です。
<3.月間登録料>
・大口出品:4900円/月
・小口出品:無料
<3ー1.基本成約料>
・⼤⼝出品: 基本成約料なし
・⼩⼝出品: 販売する商品ごとに⼿数料100円
月間登録料と基本成約料金を比較すると
つまり,登録料だけ考えると,1か月に49個以下の販売であれば小口出品の方がオトク。50個以上販売するのであれば大口出品がオトク。
ということです。ヤフオクのプレミアム登録と金額の差こそありますが,考え方は同じですね。
ただし,大口出品者と小口出品者での最大の違いは
https://sellercentral.amazon.co.jp/gp/help/64491
上記から引用すると
一番小口出品者で登録をすると辛いところは
ショッピングカートボックスが取得できない。
というところです。
つまり,このカートに入れるというボタンに表示されることが
一切なくなってしまうのです。
Amazonから購入されるお客様は,基本的にはほとんど全員が
この「カートに入れる」という機能を使ってから購入されます。
わざわざ青い⇒のところまで降りてきて押してくださる方は
すごくすごく少ないのが現状です。
なので,小口で慣れたら大口に早めに切り替えることをオススメします。
(2020年5月26日現在,Amazonの登録に非常に時間を要しているという情報が入っています。いきなり大口で申請をしたところで,お金だけ引き落とされてログインができない,という報告も来ていますので,小口での登録がオススメです)
つまり,Amazonからの手数料は3つだけ。
・出品手数料
・FBA手数料
(・成約手数料100円:小口だけ)
ねっ!カンタンですよね?
思っていたよりもAmazonって分かりやすい!
と思ってもらえたら嬉しいです。
グラフがあるから逆に分かりにくいわ!とアカウントを作成した当初の私は思っていたほどです。
Amazonの良さは
販売代金(自分が売りたい価格)と商品原価(仕入れ価格)を入力すると,自動的に利益額と利益率を示してくれます。
※左が自己発送(自分でヤマトなどに持っていき発送する方法)なので,さらにここからお客様への送料を引きます。
※右がFBAに納品して発送を代行してもらう場合なので,自宅などからAmazonの倉庫に納品する送料を引きます。
まとめ
メルカリもヤフオクもAmazonも手数料を考えながらきちんと仕入れを行うことで利益がうまれます^^
このnoteをきっかけに,どのプラットフォーム(販路)がよいかを考えるポイントになってもらえたら嬉しいです。
ぜひこのnoteがみなさんの学びに少しでもなったな、ということがあればRTや引用RT、いいねをしていただけると今後の励みになります。
これからも有益な情報を提供していけるように頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。しばたみより。
P.S.
Twitterもよかったらフォローしてくださいね^^
サポートしていただいた方には,徹底的にサポート御礼させていただきますので,スクショをしていただきTwitterのDM又はLINE@にご連絡ください!きっといいことがありますよ♪