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それもあなただ(小説まとめ)

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自作の小説をまとめたマガジンです。
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#創作

なんか生きてたってみんな言うんです(小説)

 その夜は妙に客入りが悪かった。  隣町で祭りがあるからそれなりの売り上げを見込んでわざ…

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柴田彼女
13日前
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おいしい隣人(小説)

 その、本当に言い出しにくいんだけどさ、最近極端に痩せてきている気がするんだけど……だい…

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柴田彼女
2週間前
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完璧な恋人(小説)

小説  マッチングアプリで知り合った、と他人に告げることに、なんとなく抵抗があるのは私が…

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柴田彼女
1か月前
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みんな私の邪魔をしている(小説)

 周りの人たちは因習だとか時代遅れだとか犯罪だとかいろいろ言っていたけれど、私は別にそれ…

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柴田彼女
1か月前
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そしてまた一年後(小説)

 暗闇の中もがいている。  頭の先を引っ張られるような、掴まれるような感覚があって、次の…

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柴田彼女
1か月前
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魔法少女は卒業できない(小説)

 チッチは、 「ああ、君こそ魔法少女に相応しい。その秘められた力で、世界を救うんだ」  私…

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柴田彼女
2か月前
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悲しくておめでとう(小説)

 まだ上手に一人で歩けなかったころ、膝をすりむいて泣いてしまったある日の夜、父は家族三人分のケーキを買って、 「きょうは、悲しくておめでとうの日だ」  と笑顔で言ったのだそうだ。  悲しいことがあったら、甘くておいしいケーキでお祝いしてあげる。私の目の前に置かれた、真っ赤ないちごのショートケーキ。いちごの天辺に、涙のような甘い透明なジェルが小さく一粒載っていて、それが宝石みたいにキラキラと輝いていたことだけは、今でも覚えている。  悲しくて、おめでとう。  幼稚園。初めてお

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I don't know(小説)

 妹は死産だった。  それがひどく悲しいことであることは、八歳の私にも充分に理解できてい…

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柴田彼女
6か月前
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ラブレター(小説)

 あ、この女、俺だけの恋人じゃなかったんだ。  よりにもよって、俺の憧れのバンドマンと、…

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柴田彼女
7か月前

せっしゃかわん(小説)

 わたしの田舎って、もう、ほんとうに、本物の田舎で。レンタルビデオ屋もないし、ゲームセン…

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柴田彼女
7か月前

清らかな水(小説)

 どうにも心を壊せないんだよ。  そう言ってへらへらと笑った彼の心がいまだ壊れていないだ…

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柴田彼女
2年前
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カーテン

 真白な室内へ陽光が真っ直ぐに差し込んでいる。看護師が濡れタオルで俺の顔を拭う。夏の熱気…

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柴田彼女
3年前

清潔な素肌

 汗をかいたあとの麻衣子は甘ったるい匂いがする。  若い女特有の、花のような、ミルクのよ…

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柴田彼女
3年前
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ラプラスのいうとおり

 朝テレビのスイッチを入れると、ニュースキャスターが「おはようございます。世界の終わりまであと七日になりました」と言う。出演している中堅俳優が「いやあ、この世界ももう一週間なんですね。これまでこの地球、そして“ラプラス”には本当にお世話になりました。僕は人類を代表してこの二つに心からの感謝を伝えたい! ありがとう、地球。ありがとう、ラプラス。今までお疲れ様!」と明るく語り、コメンテーターや若手のお笑い芸人がどっと笑う。  七日後に地球へ巨大な隕石が衝突することは、百年以上も前

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