#56 謙虚さ
実力も謙虚さもない年配者は、もう居場所がない。
安達裕哉さんの記事を一部抜粋します。
エン・ジャパンの調査におけるコメントを見ると、一定数の人が「年上ならまだ我慢できるが、年下で自分より高い地位の人と働くのは嫌」と考えているのだと読み取れる。
『若い分経験が浅いのではと不安になった』
『年下に命令されると、言い方にもよるけど良い気分がしない』
これらの発言は「年長者は、若者より経験豊富(で賢い)、ゆえに偉い」という発想を、一部の年長者が依然として持っていることを示す。
謙虚さのない年配の人は、もう居場所がない。
実力に関わらず「素直さ」、「学ぼうとする意欲」、「ちょっとしたチームへの貢献」というのは、年齢関係なく、歓迎されるといえる。
要は年配になっても「謙虚さ」を保てるかどうか、という話に帰着する。
スタンフォード大学心理学教授のキャロル・S・ドゥエックは著書の中で「人間関係は、育む努力をしないかぎり、ダメになる一方で、けっして良くなりはしない。」と述べているが、全くその通り。
実力も謙虚さもない人間の居場所など、組織のどこにもないのだ。
年齢と経験がものをいう時代ではない。
大切なことは「謙虚に学ぶ姿勢」。
わからないことを「教えてください」と言えるかどうか。
プライドが邪魔をする。
では、プライドとは?
わからないことを、わかろうとすること。
これも立派なプライドではないか。
変化の激しい時代。
だからこそ学ぶ。
謙虚にして驕らず。
「ただ謙のみ福を受く」
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