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柴助の夢日記『柴日記』

バスで田舎のキャンプ場に向かう。 仲間の1人は仲違いで来れなくなっていた。 海辺のキャンプ場に着くと、すでに大きなピンク電話のシートが敷いてあり、先客がいるようだった。 遠くに数名の女子達がみえる。 せっかくだからお近づきになろう、と友達はほとんど海の方に行ってしまったが、僕は海パンが見つからない。 海パンを探している間に、友達の1人がお巡りさん(と思いきやその地域のパトロール?のおじさん連中)にバイク駐禁を注意されていた。おじさんと口論になっていた。なぜか僕もその口論に加勢

    • 漫才師「ツイタチ」の同人小説

      下北沢Creamの地下で、せっせと漫才の素振りをしていたのはオバサン、否、男です。 「これのどこが芸術点やねん!」 笑いやすいポーズをとって、男は元気に唱える。 一人きりの地下室が暫く静寂に包まれると、男は首を傾げ、再度笑いやすいポーズを決める。 「これのどこが芸術点やねん!……ちがうな。これのどこが芸術点やねーん!これのどこ……これの!これのどこが芸術点、芸術点やねん!!……これのどこが芸術点やねん!……うーん、やっぱりしっくりこない。」 そう、この柄シャツボブ眼鏡は、ファ

      • 漫才師「ミカミ」の同人小説

        俺はジョイコル。魔人という名前で活動している生真面目な男芸人さ。 そんな俺の相方はフロウニンゲン(ごきぶり)、マンパワーで色んなところに呼ばれている売れっ子メガネ男だ。今日も俺は暇で暇で、暇すぎて高円寺のお家でシチューを作っていた。相方の帰りをエプロン着て待ってるのだが……。 ガチャ、おっ。 「ただいま〜、って魔人さん何してるんすか!」 やっと帰ってきた!なんて遅い帰りだ!夜道とか危ないのにさ!! 「何してるじゃないだろ、ちゃんとDMでシチュ作って待ってまつ、って送ったろ読め

        • 芸歴1年目のフレッシュ日記(1月15日)

          「結局、ザ・ダッチライフの2人はシャンプーとリンスなんだよ。ありゃまさんがシャンプー、僕がリンス、ま、それが妥当だね。」 肉大盛り、全部乗せの食べ物をガブリしながら、柴助は面倒くさそうに話す。向かいに座った女は柴助の方をにゅっと観察する。 「洗髪剤……?どういうことですか?」 「まあ、ライン使いを……あ!そうだ、挨拶が遅れました。」 「挨拶?」 柴助は立ち上がり、私たちの方に向き直ると平林先生直伝の30°のお辞儀をスタートした。 「読者の皆様、 この度はザ・ダッチライ

        柴助の夢日記『柴日記』

          芸歴1年目のフレッシュ日記(1月8日)

          男もすなる日記といふものを、男の俺が……。 すなる〜〜〜!!! まあ、すなるって砂になるの略だけどさ(日記兄弟の青春チャンネル)じゃあ、昔話をしよう。 ファンファン、ファーン(回想) さっき思ったことなんだけど、 案の定、母親は、いやマザーは偉大であるということで、僕は実家からモコモコのズボンが送られてきた、の、段。 僕が風呂なし四畳半、高円寺2万、水道代月額400円ポッキリに住んで、この寒い独房の長になっているからなのか。ありがたい。 でもね、モコモコが半端ないんすわ。

          芸歴1年目のフレッシュ日記(1月8日)

          自分(柴助)が主役のエロ小説『拘束超能力コメディアン』

          俺ら、ザ・ダッチライフはあまたの漫才新人賞を総ナメにした後、結成からなんと1年でM1、KOC、R1(僕だけ)の三冠を獲得し、そしてなんかの手違いでTHE Wも優勝した。 その躍進は日本だけに留まらず、アメリカズゴッドタレント、イギリスズゴッドタレント、さらにはえんとつ町ズゴッドタレントにて、ゴードンをして金ピカボタンを押さしめた。 極めつけには、漫才をしてたら世界で戦争がひとつも起きなくなり、ノーベル平和賞を受賞。 もう毎日大忙しだ。テレビ、ラジオ、Youtube、ニコニコ動

          自分(柴助)が主役のエロ小説『拘束超能力コメディアン』

          メスガキわからせ界の重鎮『井川治憲』(エロ小説)

          「すみません、1つお尋ねしたいのですが……ざぁこでいらっしゃいますか?」 ワシの名前は井川治憲。メスガキにわからせることをめっちゃ生業にしているプロのおじさんじゃ。 ……といってもワシは御歳84、パンクに和暦で言うと昭和13年生まれじゃので、プロのおじいさん(プロのおじいちゃん)と言った方が「おや?」ってならなかろう。そうなるとやはり、ワシから見たメスガキといえば自ずと4、50のババアになっちまう。故に違法性が認められないところがワシの心の処方箋なのじゃ。 今日も元気よく、メ

          メスガキわからせ界の重鎮『井川治憲』(エロ小説)