あなたはどっち?アーティストorクリエイター
音楽を作りたいと思う人は沢山居ますが、自分自身が「アーティスト」になりたいのか「クリエイター」になりたいのか、その自覚がない人が多い印象があります。今回はそんな方に向けた、自己啓発と言うと少し大げさですが音楽を作っていくにあたってとても重要な「心持ち」の様な部分を書いて行こうと思います。
アーティストとクリエイターの違い
そもそもアーティストとクリエイターはどう違うの?という根本的な問いに関してですが、平たく言うなれば
「アーティスト」自分の作りたいものを作る人
「クリエイター」自分以外の人の作りたいものを作る人
あまりに単調な定義ですが、大雑把にはこの様に分類されると思います。
言い換えれば「音楽アーティスト」には歌い手やバンドなど、自分の創造物や表現をアピールしてファンを獲得していくと言うプロセス。
「音楽クリエイター」には職業作曲家・編曲家など、制作力をアピールして曲作りを仕事として請け負っていくと言うプロセスがそれぞれに必要になってくるとも言えます。
自分がどちらか?又はどちらが強いか?を知る
この「アーティスト」でありたいのか、「クリエイター」でありたいのか、
はたまた「どちらもだがどちらが強いのか」によって、後の音楽制作で学ぶべき事や取り入れるべきものは、大幅に変わってしまう事でもあります。
私自身、若かりし頃は完全に「アーティスト」を目指しており、ヒット曲を書いてファンを増やして武道館でライブをしたい!と、息巻いておりましたが、メジャーデビューしてある程度叶えられはしたものの、長く継続する事は出来ませんでした。
その後、職業作曲家を目指し活動をはじめたものの、当時の「アーティストマインド」が捨てきれず、しばらくはジレンマや自己矛盾を感じる、言ってみれば先も見えない居場所もわからない状況でもありました。
音楽家としての自己矛盾や自己嫌悪
「アーティストマインド」を持ったまま「クリエイター」を目指したり、「クリエイターマインド」を持ったまま「アーティスト」に成ろうとしたり
そうしてしまえば、たちまち自己矛盾が発生し、ともすれば音楽自体を嫌いになってしまったり、自己嫌悪に陥ってしまったり。そんな時期を経験してきました。だからこそ言えるのは、、、
どういう音楽家でありたいかを自覚する
大げさな言い方かもしれませんが、それがとても大切です。「アーティスト」を目指し、どこまでも自分と向き合い、作りたい音楽を作り続ける。「クリエイター」を目指し、誰かの想いやアイデアを具現化して行く。
どちらも素晴らしい事だと思います。
今の自分がどちらかを知れば自ずと道は開ける
もしあなたが、まだ作曲やDTMをはじめたばかりで「ピンと来ないなぁ」と思っても、音楽を作っていく長い道のりの中で、「何のために曲を作っているのかわからなくなった」という気持ちになってしまったら、是非このブログを思い出して下さい。
あなたにしか作れない音楽は必ずあって、それを待ってくれているリスナーが居てくれれば、控えめに言ってもそれは我々音楽家にとって「幸せな事」に違いありません。
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シバっさんtwitter @shibassan_dtm
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