後悔のススメ(曲を作るペースを考える)
先日、私シバっさんのtwitterアカウントでアンケートをさせて頂きました。
内容と結果は以下の通りでございますが、とても興味深い結果となりました。
実に3割以上の方が、実質1ヶ月に1曲程のペースで曲を作っています。
問いには「完成・未完成問わず」としてありますので、果たしてどのレベルまで皆さんがお作りになったのかは定かではありませんが、それにしても素晴らしい事です。
もちろん多ければ良いという単純な事ではありません。シビアな言い方をすれば、妥協レベルを下げれば曲数はいくらでも増やせてしまいますが、このアンケートに対して回答したように、大切なのは
「限られた日常の中でいかに有意義に音楽に臨めるか」だと思っています。
ペースは必要なのか?
「音楽なんだから好きな時に書けば良いんじゃないの」
「書きたくなければ書かなくて良いでしょ」
なんて声も頂きますが、そんな方にこそ是非
「音楽を作るペース」を意識してほしいと思うのです。
もちろん全ての人にあてはまる訳ではないかもしれませんが、結果として自分のペースを作る方は「完成させられる曲数」が増えて行きます。
これは言い換えれば「ボツ曲が少ない」とも言える訳です。
何故ボツ曲が減るのか?
逆説的ではありますが、程度の差はあれど「ペースを決める」という事は、「否が応にも完成させる」と言う、自身に対する強制力でもある訳です。
もちろんその特性上、幾分かの妥協を伴うと言えますが、これは決して妥協を勧める事ではありません。
では何故、幾分かの妥協を孕んでも完成させるペースを作るのか?
その答えは、、
「後悔」に他なりません。
これは一流のプロクリエイターや、僕自身の経験からも言える事ですが、
「曲は完成させなければ評価は生まれません」
当然、賛否などの結果も得られず、自分以外の人に聞いてもらう事も無いでしょう。
完成させて後悔を得る
もしかしたら、自分が一番わかっているかもしれない、自分の曲の、
足りない点・未熟な部分・納得できていない箇所、、、
自分で自分の至らない部分を認めるのは、誰しも楽な事ではありません。
けれど、これを認めずして後悔は得られず、
当然そうなれば、音楽家としての成長や気付きも少なくなってしまう事でしょう。
これを読んでくれている方の中には、もしかしたら心のどこかで
「完成させてないからダメじゃない、、、」
「いつか納得行く曲にできるから、、、」
なんて言葉を自分に言い聞かせた経験があるかもしれません。
かく言う私も、その一人でした。
でも、あと一歩の勇気を振り絞って、その曲を完成させてみて下さい。
それを聞いたり聞いてもらったりして、もしほんの少しでも「後悔」が得られたら、その気付きを与えてくれた曲を作れた自分に誇りを持って下さい。
その曲が次の曲を作らせてくれ、さらに次の曲が次の曲を作らせてくれる。
少しずつ後悔を受け入れて、成長に換えて行く事ができれば、それはお金や時間に代えられない、未来の自分への投資でもあると言えますね。
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シバっさんtwitter @shibassan_dtm
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