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印象に残る人物ファイル02(パワハラ上司)

名前:木村R
性別:男
自分との関係:元上司
バツイチ(当時)のちに若い女性と結婚との噂

高校卒業後、新入社員としてとある会社に入社して二年後、別の支店に異動が決まった。
私は、とても気が重かった。
移動先には、木村Rという男がいる。
私の上司になる人物だ。
木村Rは、社内でもパワハラで有名な人物だ。
この男のパワハラが原因で今まで何人もの人が会社を去ったのだ。

異動後、私は木村Rの標的になった。
我慢に我慢を重ねたが、ある日ついにその我慢に限界が訪れた。

「お前の様な者は必要ない!」

「今すぐ家に帰れ!」

そう言われた私は頭の中で何かが切れた。

「帰れと言うのなら帰りますよ!」

と、隣の部署にも聞こえるような大きな声で木村Rに言ってやった。
私が切れたことが予想外だったのか?
木村Rは、慌てて、今すぐに話し合いをすると言ってきたのだ。
一体何を話し合うのかと思った。
話し合いは確かに行われたと思うのだが、全く記憶にない。
それ以来、私に対する当たりは弱くなった。
この出来事は、社内でも話題になったらしく、他の部署の同僚からも「何があったんだ?」とか「良くやったな!」とか言われたりした。

当時、勤めていた会社には面白い制度(?)があって、年に一回、直接社長が目を通してくれる意見書みたいな物があった。
この意見書は、仕事に関するアイデアや作業効率を上げる方法のなどの提案はもちろんの事、特に決められた事はなく何を書いても良いとされるものでした。

「これは使える!」

と、私は思った。
私は、木村Rに何をされたのかという事。
木村Rとは一緒に働きたくないという事。
木村Rのいない他の支店に異動させて貰いたい事を書いた。
しばらくすると、木村Rが異動になった。
異動先は、問題のある社員が行く追い出し部屋的な場所。
木村Rももちろんその意味が分かっていたので、自ら会社を去る選択をしたのでした。
後で分かったことだが、私以外の人達も木村Rに関してあれこれ意見書に書いたらしく、やっと会社も重い腰を上げたという感じだった。

その後、風の噂によると木村Rは、当時会社に新入社員として入ってきた若い女性と再婚したとかしないとか。
木村Rは、調子の良い所があるので新入社員の女の子も騙されてしまったのだろう。
その後の就職先は、某有名神社に隣接している宿泊施設に転職したとか。

そして、10数年後.........
私は、同業他社に転職していた。
そこで、なんと!
木村Rが中途入社して来たのだ。
何回か顔を会わせる機会もあったが、私は無視した。
木村Rの配属先の人に聞いた話だが、問題を起こす性格は変わっておらず、職場では孤立しているとの事。
結局、一年も経たずに木村Rは退職した。
その後、木村Rがどうなったのかは知りません。

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