街の中の自然

マダガスカル大使館に行くついでに有栖川公園に寄りました。斜面を利用した良い自然です。小川が流れ、木々の密度、広場の大きさと位置、それぞれがいいですね。職場は芝公園の近くで、フラットな公園もよいのですが、自然の傾斜を活かし、あえて全貌が見えないところに自然の広がりを感じるのだと思います。昼間の園内には幼稚園生が遊びに来ていたり、体操をする大人がいたり、市民の憩いの場になっているのだと感じます。ただその良さを維持するのは、浮浪者がいないことや、周辺住民による清掃などが入るからでしょう。自然は作りだせばいい、ただ保全すれば良いのではなく、いかに市民が参加できる、それには貧困や防犯等の地域課題にも向き合って作っていく必要がある。

そうやって考えると公共事業って本当に難しい。果たしてすべての意見をくみ取り、他分野の課題まで考えていたら動けるのだろうか?予算、期間が決められる中で最適解を導き出すには、プレーヤーの働きに依存する。

まさに「すべては人の質にある。」

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