【毎日投稿】６日目・コピーライターって普段何食って生活してんだろ

ちゃんとご飯食べて、ちゃんと風呂で温まって、ちゃんと水分も補給したのに、なぜか一晩中一睡もできずに朝を迎える日が月に一回くらいある。

明け方くらいはちゃんと眠い。
でも寝坊したらいやだから起きてる。
そのまま仕事行って、その日の夜は２１時とかに気絶するように寝る。

この生活の先に待つものとは…
次回「モーニング・グローリー」

・「サイゼで喜ぶ彼女」炎上のやつ

もう結構前の話になるけど、燃えたよね。
批判派と擁護派がもう…こう…バッチバチで。
いつものことながら「コレにいいねしてる男は～」「これにキレてる女は～」というレッテル貼り＆マウンティング合戦。

レッテル貼りとマウンティングはもはや平成後期～令和にかけてのサイバー兵器ですよ。あーやだやだ。

元ツイートやイラストは見た。
絵うまいなあ、可愛いイラストだなあ、で終わった。
そこに何かしらの意図や思想は特に感じなかった。

ただ「言われてみればそうとも取れなくもない」くらいの感じで「ふ～ん」とみていた意見がコレ。

「サイゼで喜ぶ彼女」って、サイゼのような大衆的な価格のレストランでも喜んでくれる『男に都合のいい女』を表現しててマジきつい。

あー。ってなった。
それは別に、イラストからそれを感じたとかじゃない。
タイトルからほんのりと香ってきた程度。

「サイゼで喜ぶ彼女」
↓
「(あの)サイゼで喜ぶ彼女」
↓
「(あの安い)サイゼで喜ぶ(安上がりな)彼女」

サイゼ『で』っていう表現が
「サイゼ程度で」
「サイゼでも喜んでくれちゃう」
みたいな、要は「へっ、イージーだぜ」的なニュアンスを与えたのではなかろうか、と考えてみる。

ちなみに諸君。
私はサイゼが好きだ。
ミラノ風ドリアが好きだ。
ペペロンチーノが好きだ。
ディアボラ風チキンが好きだ。
ランプステーキが好きだ。
想像しただけで腹が減ルシングってか。やかましいわ。ネタ古いし。

・サイゼのタイトルを考えてみる

例えば。例えばなんだけど。

喜ぶ彼女inサイゼ

とかならどうよ。サイゼ自体の事を下げるニュアンスが消えて、喜んでいる彼女がいるという事実が強調されてないだろうか。その場所の説明としてサイゼリヤにいますよっていう添え物としての情報になってないだろうか。

サイゼにて、好物に喜ぶ彼女

これとかはどう？ちょっと長くなってくどいけど「サイゼで」よりも「サイゼにて」の方が「ただ場所のこと言ってるだけで他意は無かばい」っていう気持ちをより伝えられているのでは。

まあ、どんなタイトルにしたところで叩く人は叩くと思うんだけど。

「サイゼで喜ぶ彼女」ってタイトル、簡潔でわかりやすい上、口に出してみるとわかるんだけどリズムめっちゃいいんだよね。
タン・タン・タンみたいな。
元々のイラストのレベルの高さプラス、このあまりにもキャッチーすぎるタイトルってのも広がりに拍車をかけた一因だと思うわけですよ。

・「今日の仕事は、楽しみですか」…品川駅が社畜を煽ってきた事件

なんだかっていう人材育成の会社が品川駅コンコースの、そこそこな距離の直線にバンバンバンと掲げまくって炎上したこのコピー。

社会の歯車として一言言わせてもらえば、
「そらぁ燃えるよアナタ」
だ。このコピーを考え出したコピーライターさんの心情を素人考えで考察してみる。たぶん外れてるけど。
「今日の仕事は楽しみですか？楽しみじゃないですよね。今日の、明日の仕事を、これから先の仕事を『楽しみだ！』と言えるような自分になっていきたいと思いませんか！？変わるなら今！」
みたいなポジティブな意味でのコピー説。
もしくは、本当に煽って興味を引かせる炎上商法説。
もしも後者・炎上商法なんだとしたら「これを考えた人はいい給料もらってんだろうなぁ…」「福利厚生がしっかりしたとこで働いてんだろうなあ…」という俺の偏見。

安い月給でサビ残して土日は泥のように眠る…みたいな人だったら、煽る目的だとしても思いつかないと思う。思いついたとしても「いや、これはさすがに…ていうか俺にもダメージがイテテテ…」ってなると思う。

現代の弱りきった令和メンタルの人々に、こんなクリティカルな言葉、そりゃあダメっすよ。
ホから始まって途中にモがある有名人が「いやなら抜け出せばいいのにサ。何よ、フンだ」的な事を言っていたのも覚えている。
「出来たらやっとるわーい！！！」というツッコミにも似た悲痛な叫びが日本列島にこだましたとかしてないとか。
まあでも、広告が言いたかった事も要はそういう事なんだろうなとは思う。
「自分を変えよう、意識を変えよう、未来を切り拓いていこう」的な。

ただ、それをまっすぐ受け止めるにはもう、メンタル的な余力が残っていないんだよね…令和人(れいわびと)には。

・品川駅のタイトルを考えてみる

これに関しては「こうしたらよかったんじゃね？」的なものはあんまり思い浮かばなかった。こうやって書いてる間に思いついたものでもひとつ載せとくか。

「今日の仕事も楽しみだ」と思える自分に、なりませんか？

うーん…んー…
なんか普通というか安っぽいというか、もうありそうというか…
どう思う？

三日くらいの時間と温泉旅行チケットでももらえれば、いいのが思いつく気はしてるんだけど。

やりがいを探すより、やりがいを持てる自分を

うーーーーん…んー…！！
どうなんだろう、このお題だとなんかサイゼの時みたいな「これ、俺はいいと思うんだけど！どうかなあ！」みたいな気持ちがわいてこない。
これ系苦手かも。
まあ元々コピーライターでも何でもないしな、俺。

昔、適職診断みたいなのを受けた時に適職の中にコピーライターがあったのをふと思い出してこんなのを書いてみたんだけど。

俺、コピーライターの事をよく知らない。

コピーライターってどうやってなるのか知らない。
コピーライターがふだん何を食ってるのか知らない。
コピーライターがどんな映画見てるのか知らない。

と言うわけで、コピーライターやってるよーって人、暇だったら新橋のBAR『Salamander』に来てもらって色々教えてください。
何色が好きかとか。