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【日本旅行記】広島(前編)

今回の日本帰国のメインイベントといっても過言ではない、広島旅行!
インドで日本は第二次世界大戦時のイメージが強く、人々からは「ヒロシマ」「ナガサキ」などとよく言われます。

しかし僕は戦争に関して全くの無知でした。なので今回広島を訪れ戦争に関して学び、ちゃんとした情報をインド人に伝えられたらと思いこの旅を企画した次第です。

大阪からの夜行バスで朝7時半に広島駅着。寄り道しながら約1時間ほど歩いて8時半から平和記念資料館に行きました。オープンと同時に入ったのですが、既に海外の人をはじめ大勢の観光客が列を成していました。中に入って暫くすると修学旅行生も加わり大混雑に。とにかく早く来るのがオススメです!

入って最初のゾーンでは、実際の写真を用いて原爆投下前と後の比較を見せており、原爆の悲惨さが一発で分かりました。特に映像模型で原爆投下の流れを再現するところでは、全員が釘付けになっていました。
家や店など色々な建物が立ち並ぶ街が、一瞬にして全てなくなり、残るのは死体と瓦礫のみ。本当に恐ろしい兵器です。

そして原爆で被害を受けた人たち一人ずつのストーリーを彼らの遺品と照らし合わせながら追っていきます。みんなが辛く哀しい思いをしながら、亡くなっていきます。こんな惨劇を約14万人もの人が経験していると思うと、胸が苦しくなります。

規模としてはそこまで大きくはないもの、ひとつひとつのコーナーに釘付けになり、すべて見終わったら2時間近く経っていました。

そして外に出て平和記念公園内を散策。
敷地内にはたくさんの慰霊碑などがあるのですが、直前に資料館で学習した内容と照合できるものが多数。説得力がありました。
そういう意味でも先に資料館を訪れるのがオススメ。

特に印象に残ったのは「原爆の子の像」。2歳のときに被爆した佐々木禎子さんが、10年後に白血病で亡くなったことをきっかけに、同級生の呼びかけによって、原爆で亡くなった全ての子どもたちのために建てられた慰霊碑。同級生が禎子さんのために慰霊碑を作りたいと声を上げたことがグッときました。

現代の子どもたちが、当時の子どもたちのために鐘を鳴らして冥福を祈る姿を見たときは、なんとも言えない感情になりました。悲しさもありながら、少し希望が見えたような。

原爆の子の像

公園から少し行くと原爆ドームが見えてきます。昔は「広島県産業奨励館」という名前だったそうです。原爆で全てが無くなったこのエリアでかろうじて形を留めた建物。周りの復旧作業が完了した今では逆に戦争の悲惨さが伝わる建物に。

近くに寄って見ると瓦礫などがそのまま残っており、原爆の恐怖を感じました。

さてお腹が空いたのでお昼ご飯!僕が行きたくて仕方なかった広島ラーメンの老舗「陽気 江波本店」へ!!
11時半のオープンと同時に着いたのですが、地元民はじめ大勢の人が待っていました。さすが有名店!看板メニューの中華そばとおにぎりを注文。

中華そば(750円)+おにぎり(120円)

最高です!昔ながらの王道ラーメン。
醤油豚骨のスープにネギ、チャーシュー、もやしのトッピング。麺は中細麺。この具材のチョイスが堪りません。ネギは豚骨スープとの相性抜群、チャーシューも味がよく染み込んでいます。
中でも特筆すべきはもやし。シャキシャキ感が最高のアクセントになっていて、昔ながら感も演出。

最初こそ我慢して味わいながら食べていましたが、あとは食指の赴くままにズルズル。王道シンプルなラーメンは旨味をダイレクトで感じるので、何も考えずに食べ続け、気がつけば無くなるんですねぇ。これが王道たる所以かもしれません。マジで美味かった〜、ご馳走様です!!

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