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【インド映画】Main Hoon Na(2004)

監督:ファーラー・カーン
主演:シャー・ルーク・カーン、スシュミター・セーン、スニール・シェッティー、ナスィールッディーン・シャー、ボーマン・イーラーニー、キラン・ケール、ザイド・カーン、アムリター・ラーオなど
上映時間:3時間

僕の大好きな作品!
現在シャー・ルーク・カーン主演の映画「Jawan」が公開されていて、これが相当評判が良いのです。近日中に観に行く予定なのですが、その前にシャールーク熱を高めておこうと思いまして鑑賞しました。
「Main Hoon Na」とは「僕がいるよ」という意味。

まず物語の構成が素晴らしい!大きく分けて3つの軸があります。
1.インド軍とテロリストの戦いというシリアスシーン
2.学園コメディ(ラブコメ)
3.家族愛

この3つの物語が同時進行していくのですが、この融合が見事。
一見相容れなさそうな3ジャンルが、コメディ基調で軽快に進んでいきます

シリアスを担当するキャストはスニール・シェッティー、ナスィールッディーン・シャー。
前者は悪役やらせたらピカイチですし、後者はインド随一の演技派俳優。どんな役でも完璧にこなします。

コメディはボマン・イラーニー、サティシュ・シャー。
前者はコミカル校長の役で、のちに「きっと、うまくいく(2009)」でも似たような役を演じます。こっちのほうがだいぶコミカル寄りですが。
後者は正直存じ上げませんでしたが、唾をめっちゃ飛ばすイヤーな先生役ウザくて良かったです!

家族愛はキロン・ケール。
前者は色んな作品でお母さん役として出演している女優です。マジでインドのお母さんといっても過言ではない。今回も素晴らしい演技。

そしてこれらすべてに関わっているのが我らがヒーロー、シャー・ルーク・カーン!
実はこの3ジャンル、まさにシャー・ルーク・カーンの真骨頂というような3つです。
「Don」などで格好良いアクションシーンを演じ、ラブコメでいえば「DDLJ」「Kuch Kuch Hota Hai」など枚挙に暇がありませんし、家族愛も「Kabhi Khushi Kabhi Gham」などの名作揃い。

それらが合わさった本作、実はシャー・ルーク・カーンのベスト映画だったりしてとか個人的には思ったり。時期的にも脂が乗りきっている頃ですし・・・異論は認めます!

しかし本当に楽しい映画で、コミカルで見やすく、キャストも各ジャンルの名優揃いで、終わり方もまあー気持ちいい。
エンディングの多幸感もザ・インド映画で大好きです!

ちなみに今作でもやはりパキスタンとの関係性が取り上げられていましたね。コメディ映画なんで薄めではありましたが。
今回はパキスタンとの関係修復を促すような内容で、その辺もポジティブで良かったです。

おかげさまで「Jawan」鑑賞に向けて、シャールーク熱が上昇しました。ありがとう「Main Hoon Na」!

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