【インド映画】Don（2006）

監督：ファルファン・アクタル
出演：シャールク・カーン（二役）、プリヤンカー・チョープラー、アルジュン・ラームパール、オーム・プリー、ボーマン・イーラーニー、カリーナー・カプール（特別出演）
上映時間：２時間５０分

1978年公開、アミターブ・バッチャン主演の「Don」のリメイク版です。
後に同じくシャー・ルーク・カーン主演で「Don2」も公開されます。

この映画はもう「アンチヒーローのシャー・ルーク・カーンかっこいい！」に尽きる。

シャー・ルーク・カーンは優しくて正義感のある役が多かったのですが、本作では完全に悪人。クールで少し茶目っ気のある悪役が最高にクール。
悪の仕事は超完璧。「ドンを倒すのは難しいんじゃない、不可能なんだ」はインドでは言わずと知れた名言。ドクターX・米倉涼子の「私失敗しないので」はワンチャン、シャー・ルーク・カーンから着想を得ているのではと思ったり？？←そんな訳ない
しかもダブルロール（一人二役）をこなしています。もう一役の方ではドジで間抜けなよく見るシャー・ルーク・カーンです。

そしてヒロインはプリヤンカー・チョープラー。
インドだけでなく世界的に有名で、なんと２０００年のミス・ワールドに選ばれています！！
めっちゃ美しくて、最高にセクシーーーー。
作中でドン（シャー・ルーク・カーン）に言われていた「ワイルドキャット」という名称がぴったりです。

警察役にはオーム・プリーとボマン・イラーニー。
ボマン・イラーニーは僕の中ではコメディの印象が強いのですが、こういうシリアスな役をやらせてもピカイチなんですよね。
単純に演技力が高いんだと思います。

監督はファルファン・アクタル。
この人めっちゃ多才だと思うんですよね。個人的にはアーミル・カーンと比肩する、またはそれ以上の才能の持ち主だと思っています。
監督、プロデューサー、作家、演者と何でもやるし、彼が関わっている作品はどれも名作ばかり。
一作目の「Dil Chahta Hai」は確実に僕のトップ５に入るインド映画ですし、他にも「Zindagi Na Milegi Dobara」や「Rock On」などどれも素晴らしい映画です。そしてもちろん「Don」も。

サスペンス映画が故にネタバレできないので敢えて物語の筋には触れませんが、スリリングで楽しい映画になっておりますのでぜひ！