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【インド映画】Awaara(1951)

監督:ラージ・カプール
主演:ラージ・カプール、ナルギスなど
上映時間:3時間13分

タイトルの意味は「放浪者」。
主演のラージ・カプールは通称「インドのチャップリン」。チャップリン映画に多大な影響を受けており、今回はまさにチャップリンな放浪者役。それもオマージュとかじゃなくて、思いっきりパクるからもはや笑えます。

ただチャップリン好きのシバモア・ゲン的には、所詮二番煎じだなーと(街の灯が好きな映画ランキングNo.1です!)。これなら本物のチャップリン映画見るよって思っちゃいました。
ただインドの映画産業は全体の約8割を国産映画が占める、世界でも珍しい超国産主義なので(2014年)、別に二番煎じでも誰も気にしないのかなと。

素晴らしいのはナルギス!!強いインド人女性の象徴的女優で、歴代で見てもトップクラスの演技力を誇るナルギス。
現代の女優のような可愛さ・美しさとは何か違う。完ペキではないけどなんか可愛くて、なんか美しくて、なんかエロイ。
こういうのを「魅力」というのだと思う。最高でした。

話の内容はちょっと暗め。いやだいぶ暗い。
ただ見やすくするために登場人物をなるべく絞りたいのか、ご都合的な展開も目立ちました。やっぱ話の途中に疑念を生じさせちゃだめだよね。

あとクライマックスで主人公(ラージ)のお母さんが車に轢かれるシーンがあるのだが、ラージが病院に駆けつけるとお母さんが顔面に包帯ぐるぐる巻きのミイラ状態にwww(まだ生きてるのに)
めっちゃシリアスな場面なんですよ!なんであんな演出をしてしまうのかw
窒息するで(笑)

1950年代を代表する名作なのですが、やっぱ時代が下ると結構見るのしんどい。改めてハリウッドなどでも、今見ても面白い昔の作品ってすごいんだなと。素晴らしきかな人生とか、何十回でも見れるもんなぁ。

ほいで長いわ!(笑)3時間越えて!


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