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【インド旅行記】プネー

私事ですが10日後にムンバイで演劇の舞台を控えており、その研究のために片道3時間かけてプネーにやって来ました。朝10時半に到着し、夕方6時半の電車で帰る日帰り小旅行です。ちなみにプネーは3回目。

予約していたバスの乗り場が違って置いていかれるというアクシデントがありつつも、冷静に対処し別のバスをすぐ予約して乗りました。インドにいるとトラブル対処能力が異常に向上していきます(笑)

プネーに到着するとまずは朝ごはん。プネーをはじめとするマハラシュートラ州の名物ミサルパブをいただきます!店はNal Stopからすぐの「Bhadait Misal」

Bhadait Misal店内
ミサルパブ(68ルピー)

プネーのミサルパブを食べるのは初めてなのですが、ムンバイの甘めのミサルパブとは違いピリッと辛い。唇が程よく痺れる辛さで、クセになります。これにハマったら抜け出せなくなりそう。かなり美味しかったです!

そして旅の本目的である劇の研究をしにある河辺(ガート)に向かいます。劇中ヒンドゥー教の死の儀式で、死後13日後に遺族がバナナの葉に乗った食べ物をカラスに食べさせることで故人を天に召させる「シュラッダー」のシーンがあり、僕はそれをなかなか食べないカラスの役を演じます(どんな役やねん)。その儀式を一目見るために片道3時間かけてプネーまでやってきたのです。

しかし暫く待っても儀式は見れず。バナナリーフに乗った食べ物はあるし、カラスもたくさんいるものの、劇中のカラス以上に一向に食べる気配がありません。なので一旦見切りをつけて昼食を食べに行くことに。

昼食は「食べ歩くインド南・西編」で紹介されていた老舗「Badshahi Lodging & Boarding」へ。コカニターリーを注文。

コカニターリー(180ルピー)

この店はピュアベジで、それが故に油や添加物などに頼らないシンプルな味わいが特徴です。どれもハイレベルなテイストながら、個人的にはダールが一番好き。あとバターミルクがめっちゃ美味い!そして180ルピーという価格も魅力的ですよね〜。菜食主義者の多いプネーらしい、伝統を感じるお店でした。

そして再びガートに戻ります。しかし状況は全く変わっておらず、1時間カラスの気持ちを想像しながら動きを観察することしかできず。こうなるといよいよ飯を食いに来ただけです(笑)

カラスに見切りをつけてやってきたのはプネーきってのイラーニーカフェ「Goodluck Cafe」。中心部であるFCロード沿いにあります。二度目の訪問。老舗かつ超人気店でいつ来ても満員です。定番のチャイ&バンマスカを注文。

チャイ(25ルピー)&バンマスカ(50ルピー)
Goodluck Cafe店内

チャイ激烈美味い!バンマスカも皮がパリッとしていて中はふんわり。美味い!店内の雰囲気も渋くて落ち着く。ザ・プネーの昼休憩といった感じ。来れば来るほど好きになる場所です。

日本からのゲストということで、相席になった地元のおじさんと仲良くお喋りもしました。「プネリターリー(プネーの郷土料理)はどこ食べに行った??」と聞かれ、「Asha Dining(前回行ったプネリターリーの名店)」と答えると「そこを薦めようと思っていたんだ!」と大喜び。「ミサルパブは?Bhadait Misal?」「朝行ってきた!」「やるなぁぁぁ!!」めちゃくちゃ盛り上がりました(笑)。にしても地元の名店をことごとく当てていく僕のリサーチ力、中々じゃないですか??ほぼアジアハンター小林さんの本を参考にしているだけなんですけど(笑)

そしてGoodluck Cafeのすぐ隣にある「Cubanos」というカフェへ。友達の友達がやっているお店で、プネーに来る度に必ず訪れている場所です。こちらでコーヒーブレイク。

アイスアメリカーノ(85ルピー)

アメリカーノ85ルピー(約150円)って安すぎませんか??めっちゃ美味いし。Wi-Fiもあるしゆっくりできます。ロケーションも最高。忖度なしにすごくいい店です。

そこからリキシャで移動しキャンプ地区へ。Googleマップで脅威の4万レビュー超えを果たしている「Burger-Camp Branch」へ。しかし店名が「バーガー」ってなんてシンプルな(笑)。ミニチキンバーガーを注文。

Burger外観
ミニチキンバーガー(85ルピー)

ミニサイズとか謳いつつ全然通常サイズです(笑)。インドで「ミニ」とか「ハーフ」とかは信用してはいけません。いやー、うめぇぇぇー!チキンは揚げてあります。そして黄色いマスタードソースがたっぷりと塗られています。でも決してモダンではなく、パン生地にどこか古都プネーの古めかしさも感じます。こんなダイレクトに食指を動かされる飯、久しぶりに食べた気がします!そして85ルピーて!安すぎ!!こりゃ近くにあったら確実に常連になっちゃいます。実際お客さんはみな常連っぽかったです。

「Burger」から10分ほど歩き、今旅のメインと言っても過言ではない場所へ(劇の研究わい)。伝説の激ウマクッキーの店「Kayani Bakery」。前回食べた時衝撃的な美味しさで、これがためにプネーに来たいと思ったほど。今回も店前にはかなりの行列が。シュリュスバリー・クッキーを注文。

Kayani Bakery外観
シュリュスバリー・クッキー250g(160ルピー)

電車出発の時間が近く。こちらは帰りの電車で頂くことに。レビューは後ほど。

本日最後の店へ。Ruby Hall Clinic駅すぐのイラーニーカフェ「Vohuman Cafe」。こちらも大人気店。チャイ&バンマスカを注文。

チャイ(20ルピー)& バンマスカ(45ルピー)

チャイもバンマスカもGoodluckと遜色ないぐらい美味しいです!バンマスカはバター強め。店の雰囲気も良し。めっちゃいい店です。

そしてムンバイ行きの鉄道に乗り、お待ちかねのクッキー!!

シュレスバリークッキー

うんまぁ!!!何が凄いかってクッキーが完全に二重構造になっていて、外はサクサクで中がふわっとしてるんですよ。クッキーでそんなんあります???間違いなくこの店の専売特許です。僕の中ではナンバーワンクッキー!

クッキーの断面

ムンバイの自宅に着いたのは夜11時。もうクタクタの大満腹です。劇の収穫は一切なしですが、シンプルにプネーを満喫しました。プネーは緑が多いし、街も比較的落ち着いた雰囲気だし、美味しくて安い店が多いし、生活必需品も揃いやすい。そして教育水準が高く大学も多い。まさにインドの吉祥寺!住みたい街として人気なのも頷けます。まだまだ行けていない店も多いので、また来たいと思います。

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