プラスチックのトランプ

コロナウイルス関連でギガスクール構想が加速され、大阪府の高等学校では生徒にクロームブックが配布された。

そこで話題になるのがクロームブックを授業でどのように活用するかだ。

グーグルクラスルームを使った連絡やグーグルフォームを使った課題などがよく使われている。

新しいものを取り入れた授業にはこれまでにない可能性があるし目新しい魅力もある。

しかし、常に新しいものを探し続けなければならない忙しなさもある。

最新の流行を追い続けることは必ずしも授業にとって良いことではないように感じることがある。

例えるなら、日本初上陸のファストフード店のようなものである。はじめは目新しいし刺激的だし魅力的なのだが、やっぱり店舗数が多くて昔からあるファストフード店がいいよねとなる場合が多いのではないか。

なにも昔の授業がよいと言いたいのではない。

枯れた技術の水平展開とでもいうのだろうか。

イメージとしては、昔は紙で作られていたトランプを、プラスチックで作るような感じである。そんな感じで、授業を改善していくことが、最新の流行を追いかけることよりも、結果的に実りあるものになるのではないかと感じている。

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