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グリム童話ATM 努力義務編

『お金をいれてください』
とかかれた箱がある。あたりに人の姿はない。花畑の『ご自由にお持ちください』
の看板の下で女の子は止まった。無人販売というやつね。ポケットの財布に現金はない。
「あーあ。おばあちゃん花好きだから買いたかったな」

「ATMで金おろせば?ずっと先にあるよ」
彼女は素直に言われたとおりノコノコとATMに向かった。アレこの感じ頭痛のオノマトペだ。あたし何か忘れてる。違和感。頭を覆うものといえば政子とかマチコとかマララとかみんなそれぞれの事情で頭を隠している。義務なのかオシャレなのか。以前給食当番の三角巾みたいな絵を描かれた。でも本当は乗馬用マントだったんだって。あんなので大丈夫なのかな、だってさっきみたいに。
★★
あのときほど○ープファンで良かったと思ったことはありませんとおばあちゃんは涙ながらに語った。このあいだATMでお金を下ろして孫に小さな自転車とお揃いのヘルメットを買ってあげたばかりだったのだ。

410文字

問、太字部を3語で書きなさい。
あれれ、またストーリーが理解されていませんね。しまった。★の部分が一段落が抜けていました。すみません。

★『後ろからいきなりぶつけられた。ドライバーは「ごめん、自分で病院行って」とだけ言い残し逃げた。「そんな。お金持ってないし」』

★★そのころひき逃げ犯は大急ぎでATMに向かいおばあちゃんの現金を奪おうとしたが間に合わなかった。赤信号が見えた気がしたのだ。

たらはかに様のお題に参加しています。

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