焼きそばラジオ①

焼きそばとかけて、野球とときます。そのココロは？　硬式と軟式があります。うーんいまいちかな。テニスだってそうだしな。そんなことを呟いていると、姪っ子を連れて畑にでかけようとしている姉にきかれた。畑といっても花畑で散歩を兼ねたガーデニングのようなものだ。「そうだ、野球で思い出したわ。花の手入れをしながら高校野球の実況をラジオで聴きたいんだけど、小型ラジオない？」うん、小さいかどうかはともかく、いいのがあるわよ。ラジオは硬いけど、これは柔らかいラジオ。「何それ」一見ラジオに見えない。むしろクッション。圧縮したカバーに空気を詰めると布団状になる。そこで休憩したり昼寝したりできる。小さな受信機がついていて、電波を拾うから放送だって聴ける。「何だがよくわかんない。だいたい焼きそばだって、硬いの柔らかいのの他にカップがあるでしょ。そうだ、お湯をかけたらラジオになる非常グッズとかないの？」私の発明家人生は始まったばかりだ。