シバジムでは毎週ディレクター定例というものを行っています。

(ちなみに、シバジムの組織は、柴田さんがいて、昨年からシバジムに参加してくださっているCSOの長瀬さんがいて、チームが5個あります。それぞれのチームのリーダーがディレクターで(私も担当を持っているのでイチディレクターです)、それぞれにアシスタントディレクターがいます。それとは別に、デザイナーが4人いて、そこに2人のアートディレクターがいます。シバジムではそんな17名の体制で、年間約20-30のプロジェクトを行っています。ディレクター定例は、そのリーダーたちが集まる会議で、毎週行っています。)

昨日は、「私たちは、今何ができるだろうか」という事について全員で話をしました。

この数週間、私も目の前の仕事や会社の仕事、自分自身の不安など、とても近視眼的になっていたように思います。むしろ、クライアントさんから温かい言葉をいただき励まされることばかりでした。
でもやっと、自分たちの未来も不安だけど、今まで仲間としてやってきた方々に何ができるだろうかということに向き合うことができた時間を持つことができはじめました。

私たちのクライアントさんは、ホテルや飲食店、商業施設などが多く、
これまでは人が集まることを是として、いかに多くの方が集まる場をつくるか、楽しい滞在や記憶に残る経験を形にするか、そういった沢山の企画をつくってきました。

その根本が否定されている今。
休業を余技なくされているこの瞬間も非常に厳しいと思いますが、
集客こそが是であったこれまでの世界とこのあとやってくる世界は全く異なる世界なのだろうと思います。
急場しのぎの瞬間風速的な企画ではなく、変化に柔軟に対応してゆくことが求められている。それはまさに企画者としてこれまでの既成概念を取り払って本当に必要なものは何かを考えに考えなければいけない機会であると思います。

昨日の会議での、柴田さんの昨日の言葉。とても印象的だったので、今日はその一部を紹介させていただこうと思います。
(柴田さん・・・わたしの受け止め方なので、間違っていたら訂正ください)

「このリモートの約1カ月。仕事をいただけていることって本当に素晴らしいことって実感するよね。そして、働くって生き甲斐であり生きる事だってこれまでにないほど強く感じるよね。

私はこの一ヶ月、とっても忙しい。新しくはじめたものづくりは10個以上!
忙しいとおもっていたけど、更にもっとできる自分がいる。
そういう自分を知る機会にもなっている。もっともっとチャレンジしたい、気持ちは燃えている。

これからの時代、私たちはおかしいくらいに変わらないといけない。
私はこの価値観の変化を大げさに受け止めている。周りと温度感が違う部分もあるがも大げさに受け止めてダイナミックに変わってゆかないと
時代についていけないと思っている。

私は寂しがり屋で自分の居場所が欲しくて会社をつくった。
今誰もいない会社を見ると辛いが、例え緊急事態宣言がとけても
全員フルに出社ということではなくなってくると思う。
だからこそ、場所が離れていても自分の居場所だと思える場所を
つくらなければならない。心のつながりを大切に、
少ない人との強いつながりが大切な時代がくる。そういった時代に合わせて
新しいビジネスや企画をつくっていく必要がある。
 
これから、私たちの会社のこともあるが、これまでお世話になったクライアントさんや困っている企業さんの役に立つことに力を入れて行く。

私たちシバジムは何で役に立てるのか、それは私たちがこれまで
頑なに守り続けてきた信念や正攻法のやり方にある。
時代を読み、ビジネスとして成立する企画をつくる。 
人数に限りはあるが、過去のクライアントさんをはじめ、多くの人に何か役に立つことはできないか、ひとりひとり考えに考えスピーディに動こう。

こんな時代の中においても、私たちのビジョンである道の真ん中を歩く、を実践し続けることができるのか。生き残る方法を厳しく考える。
全てのことにクリエイティビティが必要になる。お金も、組織も、管理も全て。従来の考えを取り払って、本当に必要なものは何かを今考える。
自分の品格にかけて成長をする時間と前向きに捉える。
私はよりいっそう厳しくしてゆくつもり。」

そういう思いのもと、各自自分のクライアントさんたちや困っているパートナーのクリエイターの方に何ができるかを考え発表をしました。
これから実装してゆけるように、更に議論してゆきたいと思っています。

・・・・


皆さま、まだまだ寒い日が続きます。
思っているより緊張している自分がいると思います。
どうか、心と体を大切にお過ごしください。


★しばらく、隔週など不定期でUPさせていただきます★

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