こういった場所に文章を載せるという事は、語り手である私自身が既に何かコツのようなものを習得している、という事が前提だと思うのですが、  なにぶん、このテーマについては36歳にもなりながら発展途上も途上というか、滑り続けて一周回ってスタートラインに立っているので、、、   おお甘な気持ちで読んでいただけると嬉しいです。

最近のシバジムトピックスのひとつとしては、17年期に入り、改めて組織を整理して、柴田さん直轄チームと、私が見るチームと、大きく2つに分けたこと。
諸々会社にとってのベストを探った結果ですが、個人的にはこの数年「いやだ、私はプレイヤーになるんだ」と逃げまわってきたことから正面から向き合わなければならない機会を柴田さんが私にくれたという風に捉えています。

プレーヤーとして優れた人になりたい。と言い続けてきて、昨年見えてきたことがありました。それは、私には、まとめたり編集したりする、平均点を取る能力はあるかもしれないけど、ゼロから生み出したり新しい価値観で天地をひっくり返したり、トッププレイヤーに必要なそういった能力は足りていないという客観的な事実です。それを踏まえて、私は一旦ここでチームを持って、思考や人間をひろげて、成長することを柴田さんが期待してくれての差配だと思っています。
一つ進路が変わると見える景色も変わってくるはず。その上でプレイヤーとしての道も開けることもあるのかもしれません。

手前味噌ですが、柴田さんというリーダーは、個々の人のスキルや人格を見ながら、最適な機会を与え、愛情と信頼をもって期待するという事ができる人だと思います。それは時に本人の意志と違うところにあったとしても、柴田さんには、そちらに可能性が広がっていることが見えるようなのです。 私は曲がりながらひねくれながらも機会をもらってなんとか変われてきたことを感謝しています。                        そんな与え続けられてきた私がチームをもって、何ができるのだろう?というのが、これから取り組むべき私のテーマです。


今どんなチームが必要とされるのか。

一旦、この変化の時代、これからも生き残っていく組織とは何か、について思いを馳せてみることにします。
日々いろんな企業やクリエイターの方と接する中で感じた、そのひとつの解じゃないかなと思うのが「強いビジョンで結ばれたスモールチーム」。

あらゆるアウトプットのクオリティが一定以上で飽和状態な今の時代においては、「何をつくるのか」よりも、「誰とつくるのか」もっと言うと、「誰を信じるのか」という物差しが重要視されてきているのを感じます。

そして、そんなスモールチームを成立させるにはそのチームを構成するひとりひとりが「誰なのか、どんな価値観を持った人なのか」が、殊更重要になります。それはスキルだけではなく、どんな考えを持ち、物事をどう受け止め、どのような対応をするのか。人格や思想、バックグラウンドに至ります。

そしてこれからの時代に生き残ってゆく強いチームをつくるために、リーダーにはそういう人を育てることができるか、が問われるようになってきているのを感じます。


今私ができること 私に伝えられること

そんな風に、ますます人を育てること(それはスキルだけではなく人格や価値観までも)の重要性が増していることは理解しながら、
今私が会社のメンバーに対して思うこと・・・それは、
シバジムに入ってくれたすべてのメンバーには、シバジムでの仕事やコミュニケーションを通じて、ひとりひとりの暮らしや人生がより良いものになるような成長の機会を渡すことができたら、と思っています。

それはスキルやお金のこともあるかもしれないけど、これからの人生を力強く歩んでいける自信、考え方のようなものかもしれません。
私はこれまで、そういうものを上司やチーム、一緒に仕事をさせていただいた沢山の人から教えてもらってきました。

仕事を通じて成長した自分が誰かに認めてもらったり、信じてもらえたり、愛されたり、誰かの役に立てたりすることで自分を認められるようになってきたし、本気で良いものをつくろうと、価値観も立場も違うメンバーがチームになって、ひと時であっても本気で取り組んだことは何よりの喜びであったし、そこでできた信頼関係はこれからも続いてゆく素晴らしいものであるし、そういったものが、私を私にしてくれていると捉えています。
(もちろん仕事はひとつの人生の要素であって、仕事でなくても自分の人生の多くの時間を費やして打ち込めるなにか、で良いと思うのですが)

そういった私の仕事観を人に伝えることには抵抗があるのですが、
とにもかくにも、シバジムでの時間が、シバジムに入ってくれたメンバーのこれからの人生の糧になったらと思っています。
私はそういう機会を柴田さんはじめたくさんの人にもらってきたので、自分がその番をやれるようになれたら、と思っています。

あまっちょろい感じなのですが、これからの時間を通じて、もっと人間を広げていきたいと思っています。私に関わってくれる人、どうか色々とおしえていただけたら嬉しいです。

冴えない天気が続きますが、皆さまどうか心身ともにお元気でいらっしゃいますように。

中原真理

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