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信じられる自分をつくる方法

皆さん、明けましておめでとうございます!
良い年の瀬を過ごされましたでしょうか。
2020年、本当にお疲れさまでした。無事に生きているだけで素晴らしい。もうまるごと全員に、拍手を送りたい、褒めたい気持ちでいっぱいです。
私もエンストしながらひねくれながら、色んな人が力を貸してくれて、なんとかかんとか2020年を終えることができました。(私に関わってくれたみなさん、本当にありがとうございました。)

何が成功で何が勝ちで何が負けなのか、正しい道はどれなのか、数年前まであった正の輪郭のようなものが失われて、何を指針にしていけばいいのか、良く分からない感じがします。それは自由で、良い事なのかもしれないけど、自分の形がないと厳しいということなのかもしれない。なんだか真価が問われているようで、自分がまがいものじゃないのか?疑わしい気持ちになります。自分の勘を総動員して、自分の価値観を急ごしらえでも形にして、なんとか自分で自分の道を切り拓いて行くしかないように感じています。

ちなみに、「社長が主役の」副社長日記ということでうちの柴田さんの様子なのですが、ますます元気です。よりポジティブ、よりパワフル、よりエネルギッシュに。
今はまだお伝えできないのですが、大きな構想を練っていて、シバジム史上でも最も大きい挑戦に打って出ようとしています。
私は副社長ということなのですが、柴田さんとは人となりや思考が違う部分も多いので、時に柴田さんの悩みの種になってしまうことが折々で心苦しいです。年末には周りの社員にも心配をかけて、情けない日々を過ごしていました。この世の中のNO.2はどうなっているんだろう?今度NO.2の会でも開きたいです。

そんなもやもやもあって、先日20年来の親友と、1年の振り返りとこれからのキャリアというか、仕事と自分の人生についてプランニングをするという時間を過ごしてみました。
(私の友人が素晴らしいのでほとんどが彼女の発案)
ホテルにこもって、14時~19時くらいと朝10時~15時くらいまでの約10時間くらいで取り組みました。(他の時間はプールで泳いだり、ケンタッキーを食べたり、ケーキを食べたり、ドラマを見たり、長風呂したり、好みのタイプについて夜遅くまでお喋りしたりしました)

新年を迎えて、気持ちを新たにする方も多いと思うので、
何か役に立てばと思い、今日は、そのフローをお伝えさせていただこうと思います。

取り組むフェーズは、大きく分けて2段階。己を知ることと、それに基づいて未来を描くということ。

1) 己を知るキャリア・アンカーという本を利用し、自分が何にワクワクする人間なのかを客観的に知る。(以前はストレングス・ファインダーで自分の要素を探ったこともあります。)

キャリア・アンカーとは、動力・動機・価値観に関する自己イメージを明確にするというものです。個人の時代が到来し、自分を頼りにして生きていく、その上で、自分が何に価値を見出しているか、どんなことに心が動かされるかという事について、自分の考えを持つ必要がある。自分が本当に価値を置いているもの、自分自身について真に感じていることと一致したキャリアを選択し、決定するという大変な課題に、正面から向き合うためのものとされています。約40の設問に対し点数で回答し、私の中で最も高い要素が2つ導き出されました。


一つ目が、「専門・職能別能力 Techinical/Functional Competence」
特定の専門分野において、自分の技能を応用し、技能を常に高いレベルに工場し続ける機会に喜びを感じる人であるということ。
二つ目が、「純粋挑戦 Pure Challenge」解決不可能と思われる問題を解決すること、強敵に打ち勝つこと、困難な障害を乗り越える機会に喜びを感じる人であるということ。
薄々そんな感じ、と思っていた自分の性質をよく理解することができました。

②キャリア年表を作る
次に、これまでのキャリアとその時々の充実度のおさらいを時間軸の表に基づき作成しました。大学卒業前後の20代から、現在の年齢までの年齢を横軸に、縦軸にはその折々の充実度を+100から-100まで。その時々の年齢で起きた印象的な事象と、その時に感じた充実度をポイントし、折れ線グラフにする。そうすると、自分が人生の折々において、何に充実を感じ、
何に充実を感じなかったが明確になり、その連続から自分の傾向が見えてきました。
私でいうと、22歳で新入社員になったワクワクから一通り習得した3年後くらいに、自分の仕事の意義に疑問を感じて徐々に下がって20くらいまでになってしまった時に転職、シバジムに入社してまた充実を感じ上がりますが、自分が足りないということに苦しみ続けているという事が分かります。
ただ数年前から黒子のような存在から、私自身がフロントに立つ機会も増え、クライアントさんや仲間たちとより良いものをつくるチームになって、目標に挑戦し続ける日々を喜びに感じているということが改めてわかりました。

③キャリアの充実をより深堀する
②で感じた自分が最も充実を感じた事象を切り出して、
何がそれをもたらしたのか、を深堀していきます。
私でいうと、プロジェクトリーダーとして推進していく過程で、
信頼関係を構築できる喜び、志を同じくする人と同じ目標に向かって切磋琢磨できる喜び、意義がある仕事であると自分が実感できる喜び、などがそれにあたりました。私はリーダーであるという事実よりも、少々まともな経験がつめてきて、少しは役に立てる、よかった、といった感覚を持てる時に充実を感じているようでした。

④自己の強みを整理する
キャリア以前からの自分の問題意識、価値観
なども書き出して、自分が仕事について、仕事に限らず人生について、
どのような考えを持った人間なのかを明確にしていきました。
私でいうと、両親との関係から、自分自身に実力を付けたいという強い思いや、結婚などに縛られたくないといった価値観、
中学高校大学の中で所属していたさまざまな組織の中で常にNO,2やNO,3のポジションについて、 (才能はないけれど)全力でコミットする、いつ何時でもロイヤリティが高いというところが私の強みであるといったことなどを改めて理解しました。

ここまでのフローを経て、自分のクセやいい所・悪い所を一旦把握した状態になります。第二部としては、

2) これからを描く という未来のフェーズです。

⑥ロールモデル像を描いてみる
友人も私も、完全に「この人になりたい」という姿がなかったので飛ばしてしまったのですが、パーツに分けて自分のロールモデルを探してみてもいいかもしれません。
例えばライフスタイルはあの人、センスはあの人、キャリアの
考え方はあの人、といって分解してロールモデルを設定してみる。
(ちなみにオススメの方法として、ものごとを決めるとき、「私ではなく〇〇さんだったらどう判断するかな?」という軸を持つことで、時に近視眼的に陥りがちな自分を改善できることがあります。
例えば、私が「ここは引いておこう」みたいな弱腰な判断をしそうなとき、
「柴田さんならどうするかな?(絶対GOだろうな…GOの可能性を考えてみよう…)といった感じ。背中を押してもらうことになり、自分の枠をじわじわ広げることにつながります)

⑦中長期的なキャリアビジョンを描いてみる
今度は未来の年表をつくってみした。10年後とかはイメージが沸かなかったので、私は40歳までの4年間。その間に、今私がお手伝いさせていただいている大型案件の開業が控えています。そこで私は、今一緒に汗をかいている、そして私を信じてお仕事を任せて下さっているクライアントの社長やメンバーの皆さんから、何と言われたいのか。「こんなもんでまあ上出来ですよね」と言い訳したいのか、「こんなものがつくりたかったんだ。人生で最高の出来事だ」と言われたいのか。出来たときに、私は心の底から「あってよかった」と思えるのか。そこに妥協はないのか。(私だけの結果ではないのであくまで心構え。また、もちろんできたときははじまりなのですが、それにしても器は大事です)
これまで、私は自分なりのベストな選択をしてきたつもりでした。妥当な道を積み上げてゴールに向かって進んでいました。それでも結果がでないとき。正しいこと、スムーズであること、それだけではダメなんだと、痛感したことが多くありました。
個人的で恥ずかしいのでこれ以上気になる方は直接私に聞いていただいて…
そんなような、4年後の自分がどうありたいのかを、定義をしてみました。

⑧逆算して、次の1年のキャリアビジョンは何かを描く ➡さらにTODOに落とす
⑦で描いた4年を、この1年に解像度を上げて描写します。
観念的になりがちなビジョンの言葉を更にTODOに。
TODOに書くのは、行動、できるかできないかが一目瞭然な、チェックリストです。
例えば、
〇シバジムのブランディングを体系化し、ある程度メソット化し、知識が俗人化してしまう前のベースの教育をする(これが実現したいことだとすると、TODOに落とすと)
➡ブランディングの本を改めて勉強しなおし(10冊くらい)、メモにまとめる)
➡シバジムのブランディングについて柴田さんと本をつくり、3か月後にアウトラインを完成させる
➡柴田さんとこのブランディングの本について月2回の会議をもって進捗する
 ➡教科書化してまずは社内の教育を実践してみる(半年後)
 ➡フィードバックを通じて、書籍化
 …といった感じ。

そんな感じで、合宿を終えました。

いつも立派なことを書きすぎて、達成できないことも多いのですが、、、
今年は、自分をゼロに戻して、取り組んでみたいと思います。

それでは、皆さんの1年が、皆さんにとって良いものになりますように。
心から願っています。


中原真理

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