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ブレンデットラーニングの最重要テーマは、学習者の授業と授業の間のデザインである!?

新型コロナウイルスの拡大によって、従来のオフライン教育とICTツールを利用したオンライン教育の良いところ取りを求めるブレンデットラーニング(Blended Learning)が叫ばれるようになったことは言うまでもない。多くの人はここで「どんなICTツールが最も優秀なのか?」という点について議論するかもしれない。


しかし、最も重要なのは「前よりも増えた学習者の自由時間をどうデザインするか?」という点である。学習者は教師からの拘束時間が減り、極端な話をするとNetflixを見て過ごし続けることも可能になる。この点にどう注目し・学習のために利用するのか。


例えば、先に学習者にインプットを行う反転教育もその解決策の一部である。しかし、インプットの深度が学習者に依存しており、加えてインプットとアウトプットの接続も弱く、効果が上がっていないケースも多い。


ここで一つ考えるべき解決策は、教師からの適切なタイミングでのフィードバックである。学習者に対して適切なタイミングでFBを行うことで、学習者が「一人でギリギリ頑張れる範囲(=zone of proximal development)」を把握し、課題や授業内容のカスタマイズを行う。場と場のデザインが求められている。

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