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『法然と極楽浄土展』を見に行って、阿弥陀如来に想いを馳せた人々に、思いを馳せた話

鎌倉時代ファンとして、鎌倉仏教とは切っても切れない関係を感じる。

鎌倉仏教とは鎌倉時代に興った新仏教のことで、法然の「浄土宗」、親鸞の「浄土真宗」、一遍の「時宗」、栄西の「臨済宗」、道元の「曹洞宗」、日蓮の「日蓮宗」のこと。

その中でも核となるのが、南無阿弥陀仏と唱えて極楽浄土を目指す「浄土教」で、それが発展したのが鎌倉新仏教というのが、超ざっくりした解説です。正直、わたしも詳しくはわからない。

それでも、当時の人が阿弥陀信仰に頼ったことに感じ入ることがあります。

というわけで、そんな鎌倉時代の浄土観に触れるべく、トーハクでやっている「法然と極楽浄土」に行きました!

展示物で心に一番残っているのは『貞享本當麻曼荼羅』

奈良時代に作られた『綴織當麻曼荼羅図』の、江戸時代に作られた模本です。しかし実際の綴織當麻曼荼羅図より巨大で、色が鮮やかで、極楽浄土世界への没入感がすごい……。

ネットでも画像は見れるけど、実物を細部まで見てほしい。死後はこういう世界に行きたい、という祈りがそのまま描かれている感じがしました。

展示会は終ってしまったけれど、曼荼羅図は奈良県の当麻寺で見学できるみたいですね。


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