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「かなえたい夢」は小さなことの積み重ね、そしてその先にあるもの
かなえたい夢がない…
そんな風に思っていた私。夢がないことがコンプレックスでもありました。
ただ。
本当に「かなえたい夢」がないのだろうか?
じっくり自分と向きあい、深く掘り下げてみると……
あるんですよね。
では、なぜ「夢はない」と思ってしまうのか。
その原因を探ってみたところ次の3つが浮かびました。
・自分の気持ちを自然と封印している
・日々現実と向き合うことでいっぱい
・大きなことでなければ、という思いこみ
本当はやりたいと思っていても「こうあるべき」の思い込みだったり、周りから求められる状態を察して、自分の気持ちにフタをしたり。
あるいは日々、目の前のことにいっぱいいっぱいで。”すべきこと”をこなすことで精一杯で、考える余裕がなかったり。
さらには、ただの「夢」と「かなえたい」という枕詞のつく「夢」には随分と開きがあるような気がして…
例えば、おいしいランチを食べたいとか、休日はカフェでゆっくり読書したいとか。こういうものも立派な「夢」なのです。
特に子どもが小さかった頃は、美味しくランチを味わうことも、カフェに行くなんてことも、夢のまた夢…私にとってはキラキラと眩しい世界でした。
子どもが大きくなった今、その夢が叶う確率がグンと上がりました。
そうなると「かなえたい」と思う夢へのハードルがグググッと上がってくる、いや、「かなえたい」という言葉が先行して「もっと大きなことじゃなきゃ」「偉大なことじゃなくちゃ」と思い込んでいるだけなのかもしれません。
いずれにせよ、「ハワイへ行く」とか「自分のお店を持つ」とか「年商1億円」とか、簡単には手に入らない夢でなければいけないような気がしていたのです。
でもね、そんなことはない…
当たり前だと思っていた日常がそうではないこと。
何気ない日々がどれだけ宝物であるか。
それは、非日常が訪れたときに気づくのだけれど。
あたたかい日差し、澄んだ空気、遠くから聞こえる鳥の鳴き声。
炊きたてのご飯の匂い、湯気いっぱいのお風呂。
当たり前のように過ごしている日々の全てのことに感謝して。
人と人とがお互いを思いやり。
優しい世界が広がっていく。
そんな世界になるといいなと。
そのためにも、まずは「自分の機嫌は自分でとる」。
え?そんなこと?と思うかもしれないけれど。
イライラしてる人のそばにいると、なんだか嫌な気持ちが移るもの。
逆に、いつもニコニコ穏やかな人のそばにいると、自然と優しい気持ちになれたりも。
自分がご機嫌でいることは、隣の人を、そのまた隣の人を幸せな気持ちにすることにつながる最初の1歩かもしれない。
そう思うと、些細に思えることが、実はものすごく大きな力を秘めていることに、少しわくわくしてみたり。
こういう小さな積み重ねが、いつか大きく実を結ぶと信じて。
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