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⚠︎ネタバレ注意⚠︎マダミス「天使のエルと時計じかけの国」プレイ後メモ

⚠︎注意

この記事は、マーダーミステリー「天使のエルと時計じかけの国」の秘匿ネタバレを含みます。
閲覧には充分ご注意ください。


シナリオ

天使のエルと時計じかけの国【マーダーミステリー】 | とりえもすたぶ

GM:ミラさん エリザ:ごはん ヘイグ:きいろさん トーリョー:ふかひさん ゼンマイ:ふぅさん チェイス:チロルさん


皆さんのプレイ後感想など




1.ハンドアウト初見

HO希望はエリザ→ゼンマイ→チェイスの順でした。マダミスの推理が苦手なので、「なるべく幼くてRPがやりやすそうなキャラがいいな🙄」と考えてました。
PLの皆さんが口々に仰っていましたが、GMミラさんの神采配。きっとほかのHOが配られていたら苦しかっただろうな……と思います。ふぅ。さんのように賢くて一途で真っすぐなゼンマイにはなれなかっただろうし、チロルさんのようなパリピRPはわたしには荷が重かった……。HO読むとこからもぅマヂ無理。。。
一人称エリザなのかわいい。このシナリオの作者さんの作品ははじめてだったのですが、一人称を分けてボイスチャットにおける会話のしやすさを担保しているのはすごいなぁと感じました。(マダミス初心者の感想)

エリザのRP、とってもたのしかったのですが、皆さんからも「かわいい」「かわいい」とほめていただけてとっても嬉しかったです♡

あとは、会議等では特に発言していませんでしたが、PC一覧にある年齢でヘイグと大司教が同年齢なことより70歳=14歳×5なので、なにかしら儀式に関係あるな?? わたしは賢いからわかるぞ!! と思っていました。特に何もありませんでした。


2.エリザとして気を付けたこと

エリザの使命は「天使を逃がしたことを隠すこと」でしたが、エリザはとても嘘を吐くのが上手そうには思えなかったので「天使? 部屋にはだれもいなかったわ!」「ランタン? どこに置いちゃったのかしら? 廊下かしらね? ほかのひとが持ってないか聞いてみるわ!(結局聞かない)」「白い粉? どこでついたのかしらね? 真っ暗だったからわからないわ」とぜんぶ「わかんない!」で済ませました。取り繕うなんてことはできないんだ。エリザだから。

ゼンマイくんとの密談で「エリザも天使だったのに、王族だったからエルが身代わりになったのでは?」と言われたとき、「そうだったら悲しい」と伝えました。エリザは純粋でやさしい子なので、きっと反論したり、言い訳したりしないだろうし、だれかの犠牲にNOと言える子だと思いました。
のちのち、犯人指名の際にヘイグに対して「ヘイグに罪があるというなら、エリザも罰を受けるわ。ヘイグはわたしの執事だもの。エリザのせい……でも、あると思う」という科白が出てきたのも、ゼンマイくんとの先のやりとりがあったからでした。

糸をたどるように、ふさわしい言葉が見つかった!

RPをしながら、とってもワクワクしていました。このあたりのRPを褒めていただけていたのも嬉しかったです。

GM「エリザ、あなたは天使ですか?」
エリザ「はい」

GM「エリザ、あなたは太陽の下で生きていけますか?」
エリザ「たぶん、そう。なんでかは分からないけれど、そんな気がするの」

ED分岐に関わるGMからの最後の質問

GM「エリザ、あなたは太陽の下で生きていきたいですか?」
エリザ「いいえ! わたしは、ヘイグと一緒にいるって言ったわ。だから、ずっとここにいる」

GMからの追加の質問

ここは、「太陽の下で生きていける」と答えてしまったら、エルと一緒に外で暮らすルートになってしまうところ、GMが機転を利かせて質問を追加してくれたとのこと。ほかのED分岐を読んだ後、本当にありがたい采配だったなと痛感しました。


3-1.ヘイグ(きいろさん)

エリザの執事。

きいろさんの声が役柄に合っていて本当に良かったです。当に落ち着いたジェントルマン、善き執事でした。犯人指名はゼンマイ→チェイス→エリザ→トーリョー→ヘイグの順でしたが、もう犯人にほぼ確定していて、ほかの人たちが「犯人を責めたいわけじゃない」という優しい言葉に逆に良心を苛まれているヘイグがとっても可愛かったです。ふわふわの真綿であったかくゆっくりと首を絞められて……かわいそうに……かわいいね……と、どんどん愛おしくなっていきました。

もう、エルとヘイグを同じ天秤に載せることすらしていませんでした。カイジンの発言的にも、犯人に指名されたからと言って死を与えるなんてことはないと思っていたので、最期の最期までヘイグをかばって、ヘイグのそばにいて、自殺だけはぜったいにさせないようにしようと考えていました(死は救いになってしまうので)


3-2.トーリョー(ふかひさん)

つよくて よわい おねえさん。

個人的にED8のトーリョーの一人称が「アタイ」から「わたし」になっているところがとっっっっっても素敵でした。ああ……心が折れてる……すごく可哀想で、とっても良かった。

姉としての自分。師匠としての自分。トーリョーにはトーリョーたるアイデンティティがもうとっくになくなっていて、強い女に見えてとても弱い、そんな人間らしい彼女が好きです。

弟はもういない。だからもう姉ではない。
トケイはもうない。だからもう技師ではない。
何者でもなくなった、罪を背負うだけの罪人、ひとごろし。わたしは最後のさいご、GMからゼンマイへの質問がくるまで、灰やカネノネのことはすっかり頭から抜けていて(ヘイグのことばかり考えていました)、犯人指名のときにあんなに発言をしぶっていたふかひさんの心情を、周回遅れで知ったのでした。

どのエンドでも、ゼンマイはそんなトーリョーの弱さも含めて彼女を愛したんだろうなあと思える結末で、そこもふくめて素敵でした。


3-3.ゼンマイ(ふぅ。さん)

すごい! かしこい! おとこまえ!

ゼンマイくんが会議においても指名においても、消極的にならざるを得ない大人たちを引っ張るように率先して発言して推理を披露していて(そしてその悉くが合っていて)すごいなぁ……かしこい……ははぁ……なるほど……ありがとう……と肯いてばかりでした。

彼は、名科白も多かった印象です。

「守り方を間違えたら幸せになれないっす」

全体会議での発言

ぐうの音も出ねえ。と思っていました。エリザとしては、ヘイグ陣営なのですけれども、正論の槍で突き刺されるヘイグが可哀想可愛くて最高でした。

GM「トーリョーは罪を犯しましたか?」
ゼンマイ「………今…それ聞くんすか。……意地悪っすね、カイジン」

ED分岐に関わるGMからの最後の質問

ふぅ。さんのこの科白、この言いかたで、察しのわるいわたしも「アッ……」と気づきました。トーリョーそして「受け入れる」と回答したゼンマイくんの懐の深さ、盲目な彼の盲目的すぎる愛の重さを感じました。

個人的に創作における「死」は救いだと思っているので、ゼンマイくんはトーリョーと一緒に正しく死ねて良かったなぁ……と感じます。


3-4.チェイス(チロルさん)

パリピ

チェイスを第3希望にしていましたが、チェイスがチロルさんで良かった……! と思いました。HOからパリピの圧がすごい。チロルさんの華麗なパリピRPだと思っていた箇所が悉くHOに書いてある通りのことばかりで、脚色なしでアレだったの!? と感想戦で一笑いさらっていったのも面白かったです。

それは本当にそう。

あと、個人的には密談中、トケイの間に残されたエリザ・ヘイグ・チェイスの3人で話してるときの下記のやりとりが大好きでした。

エリザ「『パリピ』ってなぁに?」
チェイス「それはね~」
ヘイグ「エリザさまは知らなくて良い言葉です」

トケイの間にて

ヘイグの保護者的な発言がとっても愛おしくて、ヘイグにたしなめられたくて、その後何度か擦りました。チェイスとの密談後、「パリピの意味を教えてもらったわ~~~~!」ってトケイの間に帰るのが楽しかったです。

そして。どのエンドでも、彼は死者を見送る側であることが良かったです。ニュートラルな立ち位置であり、彼はきっと天秤でいうところの支柱であり、指針なのでしょう。エリザとくっつくENDは正直予想外でしたが、ヘイグと共に生きて、今度はヘイグを見送ってほしいです。

感想戦にてチロルさんが「残されるひとのことも考えてーーーーッ!!」と絶叫していてのもたいへん善きでした。


カイジン(GM:ミラさん)

不思議生命体はパリピによわい

最初にHO一式をいただいたとき、カイジン=灰燼できっと灰になった人々の残留思念だな?? わたしは賢いからわかるぞ!! と考えていました。当たらずとも遠かった。

チェイスのHOを見たら予想以上に可愛くて愛おしさが増しました。こわいねこわいねパリピこわいね。わかる。

天かけは今回が初回しとのことでしたが、そんなことは感じさせないキーパリング(マダミスのときはなんて言うんでしょう? ゲームメイク?)ですごかったです。

先述しましたが、臨機応変に追加質問をすることで、エリザとヘイグのエンディングを守ってくださってありがとうございました。

ほかにもいろんなところで細やかな気遣いをいただいて、RPに集中して最初から最後まで楽しむことができました。


一緒に遊んでくれたみなさま、本当にありがとうございました。LOVE♡

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