マツダシバコ/短編小説家

生き物、性、死、孤独、個人的な、破滅、はじまり、終わり、流れ、架空、感じる、別世界、不完全な、イノセント、、などをテーマにした不思議な感じの短編小説を書いています。それから、日々に感じたことも少し、、( ◠‿◠ )

マツダシバコ/短編小説家

生き物、性、死、孤独、個人的な、破滅、はじまり、終わり、流れ、架空、感じる、別世界、不完全な、イノセント、、などをテーマにした不思議な感じの短編小説を書いています。それから、日々に感じたことも少し、、( ◠‿◠ )

    マガジン

    • 短編小説

      生き物、性、死、孤独、個人的な、破滅、はじまり、終わり、流れ、架空、スピリチュアル、不完全な、イノセント、、、などをキーワードにした不思議な感じの短編物語

    • 連作短編集「ボブとリサ」

      ボブは男、リサは女の代名詞。 あなたの身の周りにいるボブとリサ。そしてあなた自身も。 普通の人たちによる愚かで愛おしい、ほんの些細な物語。

    • 手と耳で味わう世界の料理

    • 引き寄せの法則ーいい気分でいるって、何だろう、、。

      いい気分でいると、望むものが引き寄せられてくるらしい。 いい気分ってなんだろう。 嫌なことの反対。 自分なりに考えて、日々を過ごしてみる実験。 そのメモ。

    最近の記事

    短編小説・めぐるめぐる星

    孤独なマコが星を巡る。命は死んで生まれて繰り返す。 やさしくて少しさみしい、おとぎ話のような大人のファンタジー。 〈赤い星〉── マコは思った。 「ここにいて、いいのかしら」 それはいつもいつも思っていることだ。 でも、考えたところでここにいるしかないのだ。 彼女の赤いスカートは、長く、長く、遠くまでなびいていた。 風がとても強いのだ。 彼女に近づくものは、すべて遠くに吹き飛ばされてしまう。 それでマコはいつもひとりぼっちなのだった。 星の半分では、静かで豊かな生活が営

    スキ
    15
      • 短編小説・ホームレスの愛人 (2/2)

        金持ちだったおっちゃんと、その美しい愛人だった私。私たちは煌びやかな思い出を引きずって今を生きている。 前・後編のその2。 【ホームレスの愛人 (後編)】 次の日、私はパートを休んでおっちゃんに会いにいった。 おっちゃんは私の腫れ上がった顔を見て驚いたみたいだったけれど、何も聞かなかった。 「まずは酒でも入れるか」おっちゃんは言った。 「ねえ、競馬に連れて行って」私は言った。 「けいこちゃん、それは安易すぎる」おっちゃんは言った。「何があったか知らないけど、競馬で儲けてどう

        スキ
        7
        • 短編小説・ホームレスの愛人 (1/2)

          20年前、おっちゃんは金持ちで、私はハタチの美しいバニーガールだった。 私はおっちゃんの愛人だった。私たちは5年ぶりに再開した。 前・後編のその1。 【ホームレスの愛人 (前編)】空は灰色だった。 凍えるような冬の日に、私とおっちゃんは再会した。 おっちゃんと会うのは5年ぶりだった。 20年前、私はおっちゃんの愛人だった。 おっちゃんは秋葉原にビルを持つ金持ちで、私はまだハタチの美しいバニーガールだった。 私とおっちゃんは歳がちょうど20才離れていた。 おっちゃんは私にベタ

          スキ
          10
          • リサ_ ケース2「下着を脱ぐ女」

            普段は大人しいリサだが、酔うと誰にも内緒で下着を脱ぐ癖があった。 彼女はふと立ち寄ったバーで、見知らぬ男にその秘密を打ち明ける。 平凡な人々の些細でおかしな日常を描く「ボブとリサ」シリーズ。 【下着を脱ぐ女】 リサは酔うと下着を脱ぐ癖がある。 なりゆきで男と寝てしまうという意味ではない。 文字通り、リサは酔っ払うとショーツを脱ぐのだ。 いつから始まった癖なのか、本人にもわからない。 彼女はこの癖を知人の誰かに話したりもしていない。 自分だけで楽しんでいるのだ。 場が盛り上が

            スキ
            16

          マガジン

          マガジンをすべて見る
          • 短編小説

            • 42本

            生き物、性、死、孤独、個人的な、破滅、はじまり、終わり、流れ、架空、スピリチュアル、不完全な、イノセント、、、などをキーワードにした不思議な感じの短編物語

          • 連作短編集「ボブとリサ」

            • 4本

            ボブは男、リサは女の代名詞。 あなたの身の周りにいるボブとリサ。そしてあなた自身も。 普通の人たちによる愚かで愛おしい、ほんの些細な物語。

          • 手と耳で味わう世界の料理

            • 1本
          • 引き寄せの法則ーいい気分でいるって、何だろう、、。

            • 0本

            いい気分でいると、望むものが引き寄せられてくるらしい。 いい気分ってなんだろう。 嫌なことの反対。 自分なりに考えて、日々を過ごしてみる実験。 そのメモ。

          • 短編小説

            • 42本

            生き物、性、死、孤独、個人的な、破滅、はじまり、終わり、流れ、架空、スピリチュアル、不完全な、イノセント、、、などをキーワードにした不思議な感じの短編物語

          • 連作短編集「ボブとリサ」

            • 4本

            ボブは男、リサは女の代名詞。 あなたの身の周りにいるボブとリサ。そしてあなた自身も。 普通の人たちによる愚かで愛おしい、ほんの些細な物語。

          • 手と耳で味わう世界の料理

            • 1本
          • 引き寄せの法則ーいい気分でいるって、何だろう、、。

            • 0本

            いい気分でいると、望むものが引き寄せられてくるらしい。 いい気分ってなんだろう。 嫌なことの反対。 自分なりに考えて、日々を過ごしてみる実験。 そのメモ。

          記事

          記事をすべて見る
            • 短編小説・ビッグウェーブ

              サーファーのケンは大会を前に町を逃げ出した。 それを後悔し続けながらも新しい土地で名を成した彼は、数十年ぶりに海辺の故郷を訪ねようと車を走らせた。 【ビッグウェーブ】 高波が来ていた。 今年の波はそうとう大きく育つらしいという噂が広まり、海岸には多くのサーファーたちが集まっていた。 絶好の波を皆が待っていた。   ケンは海岸沿いの町に育ち、わずか三才の頃からサーフィンに親しんできた。 彼もまた波を待っていた。 サーフィンの大会が終われば、彼はこの町を出るのだ。 彼は毎年大会

              スキ
              12
              • 短編小説・シロコガネ

                昆虫の生態から着想を得た短編シリーズ。その一は「シロコガネ」。 白はあらゆる色を含む色。答えは無限。決めるのは自分。 【シロコガネ】 ~さまざまな色を含む純白。突出しないは平和の秘訣?~ 「ここなら僕をかくまってくれそうだ」 僕は戦闘機から脱出し、白いパラシュートを広げた。 眼下には白い大地があった。 驚くほど純白な。 それは青い海に浮かぶ島だった。 僕はその大地に近づいていく。 パサリ。 着地は無事成功した。 いや、厳密には成功とは言い難い。 パラシュートの傘が木の枝に引

                スキ
                11
                • 短編小説・片道キップ

                  私は列車に乗るたびに必ず切符を無くしてしまう。 「私はあなたの希望です」と鳥が言う。 そして私は不思議な列車に運ばれてゆく。 【片道キップ】私は何でも忘れてしまうのが特技だけれど、特に忘れてしまうのは切符のありかだった。 私は切符を買う。 列車に乗る。 目的の駅に着く頃には切符は失くなっている。 どこにしまったのかまったく覚えていない。 どこをどう探しても切符は出てこない。 仕方なく駅員に理由を話して、もう一度料金を払う。 家に帰ると枝から枯葉が落ちるように、どこからとも

                  スキ
                  7
                  • 短編小説・スペースボール

                    「スペースボール、スペースボール、飛ぉーんだ」子供たちの歌遊びが示唆しているのは、宇宙探査機サトシとサトルの行く末。 【スペースボール】 すべての探査機には愛称が付けられていた。 宙を飛んでいるのがサトシ。 地上を這っているのがサトルだ。 二機で一組というわけではない。 彼らはむしろ敵といってもいい。 と言っても、機械に敵味方の認識はない。あくまで人間側からの見解だ。 彼らには不正侵入防御システムが組み込まれていて、「危害を及ぼすもの」と判断するものが半径3メートル以内に近

                    スキ
                    9
                    • ボブ_ ケース2「フランベされた男」(連作短編集・ボブとリサ)

                      日常のあるあるをシニカルに描く「ボブとリサ」シリーズ。 いつも不機嫌な妻が、ある晩ステーキ肉を買って帰ってきた。ボブはその分厚い肉を焼き始めたが。 【フランベされた男】いつの頃からか、料理は夫であるボブの役割になっていた。 納得はしている。 妻は勤めで毎日帰りが遅い。対してボブは自宅で仕事をしている。 妻はいつも疲れていて、これ以上彼女のイライラを増殖させるより、ボブが時間を割くほうが精神衛生上ずっといい。 それになにより、稼ぎは妻のほうがずっと上なのだ。 ボブは自分が作る

                      スキ
                      5
                      • 短編小説・メガネ

                        虐げられみじめな日々を送っていた僕は、いつしか自殺に生きる活力を見い出して行く。その日もまた不良グループにいじめられていたが…。 【メガネ】僕はそそそそそそそそと小刻みに息を吸い込んだ。 襟元を締め付けられていた。 間もなく僕は意識を失うのだ。   気づくと僕は空き地に放り出されていた。 僕はゆっくりと起き上がる。 口の中で血の味がした。 視界に違和感を感じて眼鏡を外すと、レンズの隅にクモの巣を張ったようなヒビが走っていた。   クラスの誰もが僕を嫌っていた。 つまりこうい

                        スキ
                        8
                        • 短編小説・きのこガール

                          きのこガールは戦闘用に開発された秘密兵器だ。きのこガールは物騒なことこの上ない。ある日戦場で、きのこガールは恋をした。 【きのこガール】きのこガールは戦闘の真っ只中にいた。 きのこガールは赤いきのこのヘルメットをかぶり、胸に機関銃、太ももにはピストルを装備している。手榴弾も持っている。 きのこガールは木の合間から木の合間へすばしっこく移動する。 その軌跡を銃弾が追いかけていく。 「ふぅ」 きのこガールはヘルメットの下から流れる汗を手の甲で拭う。 これでは平和が訪れるのはまだ

                          スキ
                          13
                          • 短編小説・私の肝臓の中の子牛

                            私の体の中に見つかった可愛い子牛。私はとてもうれしかった。私を裏切らない、私だけの味方。 【私の肝臓の中の子牛】 子供の頃、同じクラスに六本指の男の子がいて、私はその子のことがとても羨ましかった。 それは親指の根元に張り付いた、とてもとても小さな指で、ぴくりとも動かなかった。 「でも、ちゃんと爪は伸びるんだ。毎週、他の指と一緒に切ってあげるんだ」 その男の子は愛おしそうに言った。 高校生のときにまたその男の子と同じクラスになって、その子と寝たけれど、六本目の指は私に生えてこ

                            スキ
                            11
                            • リサ_ ケース1「欠勤の理由」 (連作短編集・ボブとリサ)

                              日常のあるあるをシニカルに描く「ボブとリサ」シリーズ。 リサは夫のことが好きだが、彼の具合が悪い時、なぜか思いやりをもって看病できないのだった…。 【欠勤の理由】リサは明るく活発で小さなことにこだわらないという定評があったが、夫の体の具合が悪いと、何故か不機嫌になってしまうのだ。 やさしく看病してあげようと思うのに、リサはいつもそれに失敗してしまう。 そして死にたい気分になるのだ。 夫は二日前から、風邪で会社を休んでいた。 「ねえ、今日もお休みするの?」 家を出る前に、リ

                              スキ
                              3
                              • ボブ_ ケース1「誘い」(連作短編集・ボブとリサ)

                                日常のあるあるをシニカルに描く「ボブとリサ」シリーズ。 理想の人生を歩むために、友人とのだらけた付き合いを断ち切る決心をしたボブだが…。 【誘い】ボブは今日、自分のことが誇らしかった。 飲み会の席を早めに切り上げてきたのだ。 「もう少しいいじゃないか」 「久しぶりに会ったんだ。たまには羽目を外して朝まで盛り上がろうぜ」 いつものボブだったら、何だかんだ友人の誘いに付き合うのだ。 そして次の朝には死ぬほど後悔する。 今度こそ早めに切り上げて帰ってこよう、とボブは心に誓う。 け

                                スキ
                                7
                                • 短編小説・展望台

                                  二人の女の子のどちらと付き合いたいのか、ケンは悩んでいた。森の中では小鳥が愛の歌をさえずり、求愛ダンスを繰り広げている。男女のやることはいずこも同じ。 【展望台】 すぐそばには川が流れていた。 ケンはその流れの音に耳を澄ませた。 早く行かないとおいしい魚を取り逃がしてしまう、と彼は思っていた。 けれど、思うように踏ん切りをつけることができないのだ。 彼は人生の選択を迫られていた。 と言っても、命に関わる深刻なものではない。 ある女の子から受けた愛の告白を受けるべきか否か悩ん

                                  スキ
                                  18
                                  • 短編小説・長雨

                                    雨が降ると、私はカイに会いに行く。私はお酒がやめられない。死んでしまったカイの元へ、早く行かなくてはと思う。ままならない自分に翻弄されて生きる女の子の話。 【長雨】雨が降ると憂鬱になる。 耳の奥で波の音がする。 私は服を着て、雨の中に出かけていく。 灰色の空。 灰色の海。 私はじっと海を見つめる。   カイは死んでしまった。 私が殺してしまったのかもしれない。 そうじゃないと言う人もいる。 でも、「お前が殺したんだ」という声が聞こえる。 それは自分の声なのか、誰かの声なのか

                                    スキ
                                    11