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放り投げた朝

頭のドアを叩かれ続けていた
君の声を探しているはずなのに 
聞こえるのは不安の音

あたしにできることなんて
感情のコントロールだけで 
オーバーヒート 
調整不可能

全部終わりだと言って 
放り投げた朝に
君との未来を描いていた
言葉にならない想いだけ抱えて
愛想笑いしてみたりしていた

おかしいな 
こんなはずじゃなかったのに
気づいたら 泣いていたんだ

靴紐を結んで走る方が 
速いことくらい判っていたけど 
君の部屋にいたかったんだ

何が正しいのかなんて
きっとあたしも君もわかんなくて 
ほどけていく 運命の糸

永遠なんてないって判っていたけれど
君となら…なんて祈っていた
その祈りはあたしをこの部屋に
縛り付けていたみたいだ
朝はあたしを現実に連れ戻していく
あの辛い辛い夢から

何もわかってなかった 
認めたくなかった
あたしには君しかいないって 
思っていたかったのに 

それでも


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