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「ターニング発表会」2022年7月2日の日記


・Amazonで売り上げランキング1位ね、ふ〜ん……



・2日間だけの集計ってあり???



・中学時代に習っていたフルート教室の発表会にありがたいことにお呼びいただき、1曲演奏するため静岡に帰ってきていた。

・実はこの発表会が、コロっちゃん禍になって以降初の人前での演奏の機会で、前回の本番(2020年2月)から実に2年半ぶりの本番となった。
・発表会では先生に会えたのはもちろん、お教室のマダム、ジェントルマンの生徒さんたちにもやはり2、3年ぶりに会えて、大変な期間ではあったけれどお変わり無いように見えて嬉しかった。


・今回の発表会でわたしが演奏したのは、ヨアヒム=アンデルセンの「Trois Morceaux(3つの小品)」から、「1.Le Calme(Romance)」と「3.Le Tourbillon」の2曲。

・アンデルセンはフルートでは特に練習曲集で知られているけど、小難しい技巧的な作品だけじゃなくて、こんなに綺麗な小品も残している。

・2年半ぶりの本番が1番聴いてもらいたい方々の前で演奏できてとても楽しく、満足できました。みなさんに支えられて良い演奏ができたと思います。


・以下、本番後に先生としたささやかな打ち上げのご飯を載せていきます。

・お店はここ。安くておいしくておすすめです。


・今回の発表会は、わたしにとっては、単に久しぶりに人前で演奏ができて嬉しかったとか、会いたい人に会えて嬉しかったということだけじゃなくて、もっとわたし自身の根本的な、OS再インストール→再起動くらいのターニングポイントになった。
・ターン(方向転換)はしてないか。戻っただけです。


・この発表会の前の本番は約2年半前、2020年の2月、静岡でフルートの恩師と、大学のフルートの先輩&ピアニストの4人で開催したコンサートだった。
・その夏に恩師が倒れ、そのまま秋に亡くなったことは去年のその時期の日記に書いた。

・そこからこの日まで、半年以上わたしは落ち込み続けていたんだけど(そしてそのタイミングで日記の更新が止まって今こうしておよそ1年分を後追い更新しなければならなくなっているのだけど)、この日2年半ぶりに人前で演奏できて、ようやく演奏面で先生に頼らず自立できた気がした。
・なんというか、フルート奏者として1人でもなんとかやっていけるなという自信がついた。

・1人でもやっていけるなというのは、演奏活動の頻度とか経済的な意味ではなくて、心持ちの意味。学生時代はよく自分の技術的、精神的な未熟さに「こんなんで大丈夫なんだろうか」と度々思うことがあったけど、この日、その精神的な部分で「自分は大丈夫」と思えるようになった。


・そしたら急に、「コロっちゃんがいつまで続くかわからないけど、最近はなんだか緩和の方針が出そうではあるし、20代のうちにリサイタルやりたいな…」という気持ちがこの頃湧いてきた。

・ネタバレすると、この後10月に会場を2023年7月という日付で確保して、実際に開催することになるのだが、それのことはその日の日記に書きます。

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