黒柴的ソフトウェアテスト考 #5

コンポーネントテスト(単体テスト)の実施に関する調査

ここからは、調査した内容をもとに黒柴が社内教育用に資料として作成したので、その資料をベースとして調査内容、評価・感想を述べていきたい
ちなみに、調査・資料作成は2019年に実施している

コンポーネントテストの歴史について、以下のように整理した

コンポーネントテストの歴史

黒柴は、テストフレームワークを使ったコンポーネントテストを実施した経験はなく、あるプロジェクトのアーキテクトチームに参画した際に、プロジェクト全体に配布するサンプルコードとしてJUnitを少し弄ったくらいである
そんな程度の知識しかないので、ネットでコンポーネントテスト(ユニットテスト・単体テスト)を実施した感想や、TDDを導入した感想などを集めることにした

検索を繰り返す中で、興味深いものがいくつか見つかってきた
その中で、以下に示すもの4点を元に、黒柴が何を感じ、何を考えたかを次回以降で一つずつ述べていきたいと思う
なお、人の著作物の再利用になるため、引用は最低限にしたいと考えているので、リンク先には必ず目を通していただきたい

このあと考察を行っていくのに際して、一つだけ言葉を定義しておく
黒柴は、考察をしていく上で「QAに寄与する」、「QAには寄与しない」という言葉を使う
「QA」とは、品質保証(Quality Assurance)のことで、本来ソフトウェアの品質保証を行うためには、レビュー、構成管理、文書管理などその行動は多岐にわたる
ここでは、「コンポーネントテスト(ユニットテスト・単体テスト)」に関する考察ということで、実施しているコンポーネントテストが品質を確認するということについて有効に働くか、否かを「寄与する」、「寄与しない」ということで示していることをご理解いただきたい
(パンセでも言及しているが、言葉を定義して皆が同じ認識の元に会議・作業を進めるということは重要である)


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