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プロのクリエイティブと個人が作る創作

最近、エンタメとはなんだろうなと思っている。
世代の違いや好みの違いで片付けていいのかなと疑問に感じたり。

たとえば、そもそも“ストーリー”を必要としない人たちがいるとか。
マイクラやフォートナイトを「既にある世界観にお邪魔して遊ぶ」ではなく「既にある世界観を利用してクリエイトしながら遊ぶ」感覚に慣れている10~20代は、そっちの方が自由で楽しいんだろうか?

キャラやざっくりした世界観だけあれば、「私たちで作りたい」なのかな?
作り手がストーリーを考え、人物の感情の起伏を描くことにはもう興味がないのかなと思うコンテンツがある。

あと、世代や好みの違いがあっても、「それは間違ってる」と思うところもある。

先日、奥浩哉先生がこんなXをポストしてて、驚いた。

大友克洋先生は、私にとって神なのだが。
あの緻密さ・生々しい描写を下手という人間の感覚が知れない。

自分の好みとは違うものを下手と表現してしまうなら、それは単に語彙力が足りないだけで。
大友先生に失礼だろう。

クリエイティブは自由であるべきだけど、カオスが素晴らしい訳ではない。
人の気持ちを揺さぶる”何か”があるのがクリエイティブだと思う。

ストーリーはいらない。
キャラは感情曲線を描かなくていい。
絵柄は個人が好むものが正解。

そういうのであれば同人誌を作ればいい。
個人が勝手にプライベートでやればいい。
プロならば「圧倒的なクオリティの楽しい&感動を提供する」がクリエイティブじゃないのか。

そんなことを思った。

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