【現アパレル従業員によるシューズ豆知識】vol.20 「シャンク」

ソールに搭載された硬いプレート

アウトソールに内蔵(インサート)や外付けで見えるもの、見えなくてもミッドソール(次回説明のクッション材)に組み込まれるもの、いずれにせよシューズの柱みたいなやつで、基本的には実は付いているものです。

土踏まず部分が沈んで疲れやすくならないように支える、
シューズがねじれてパワーロスしないように固定して安定させる、
屈曲したときに反発を生み加速させる、
みたいな役割があります。

もしかしたら「厚底」の記録要因の1つとかで、カーボンプレートとか聞いたことあるかもしれませんね。
カーボンは非常に硬くて、高い反発性があります。その分地面との接触で割れてしまいやすいので、使われても内蔵されることが多いです。
(陸上短距離の一発勝負用には、アウトソールにしてしまう開発もあるとか)

そして、シャンクがないもの。
これだけが特徴ではないですが、ベアフットです。シューズのお助け機能を極力排した、裸足のような本来の足の動きを鍛えよう、みたいなやつです。

ちなみに、シャンクとちょっと違うのですが、ソールの例えば内側に硬いパーツを付けたり、硬度の高い素材をもってきたり、なんてすることで足が内側に倒れ込みすぎない壁とするプロネーション(vol.8参照)対応にしたものも見られます。

次回、「ミッドソールその1」

※かなりはしょりながらなので、厳密には正確でなくてもご了承くださいませ。。。