くつろぎの場を提供する銀行の支店

一般論として、ATMやキャッシュレスが普及する社会で銀行の支店は、不要なコストに見えます。金融取引という「機能」を提供するだけであれば、そもそも銀行という存在が必要なく、全てスマホで済ませられる時代が既に訪れています。

ただ、これからの時代において、特に地域に密着する金融機関が存在意義は、地域の住民に「機能」を届けるだけではなく、「意味」を提供することにあります。デジタル社会になっているからこそ、アナログの価値が高まる側面もあるはずです。

以前から思っていたことがあります。コンビニの中に銀行があるのに、なぜ、銀行の中にコンビニがないのか。なぜ、銀行は視点をコミュニティの人々が集まる工夫をもっとしないのか。銀行法?慣習?

でも、新たな兆しも見てきていると感じています。京都信用金庫の新しい時代の支店へのチャレンジです。

美味しいコーヒーでくつろぎながら、本や雑誌のページをめくりながらくつろぎの場を銀行支店が提供する。そして、そのくつろぎからのセレンディピティで旅行、家のリフォーム等への意欲が高まり、そのファイナンスを提案できるのが銀行。そのようなことが、これからの新しい時代の金融の常識であっても良いのではないでしょうか。

銀行とカフェと書店。#こんなコラボあったらいいな

#COMEMO  

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