ESGと関係性が高い企業の「見えない価値」

コロナ禍によって株式市場が暴落していた3月初旬。「このような状況でESGやSDGsとか言っている場合はじゃない」というような声が聞こえてきました。とんでもないです。

ESGのSは、Social-社会です。SDGsのSは、Sustainability-持続可能性です。社会の持続可能性がいかに我々に大切なことか。この数か月で痛感したでしょう。これからが、ESGとSDGsの本番です。

ESGを意識して実践している会社を「スコアリング」で評価する傾向があります。うれしいことに、こちらのドイツの評価会社がs実施している「ESGスコア」の分析によると、弊社のコモンズ30ファンドは上位にランクインしているようです。

ただ、興味深いことに、2009年に設定した同ファンドを「ESGファンド」と世に示したことはありません。ESGスコアを用いてファンドに起業を組み入れた訳でもない。

一方、我々が大切にするのは企業の財務的な「見える価値」だけではなく、非財務的な「見えない価値」です。財務的な価値は企業の過去の取り組みが可視化されているだけであり、企業のこれからの価値創造の可能性が非財務的価値に潜んでいるからです。

今回の評価で見えてきたことは、企業のESGと「見えない価値」の関係性が高いということのようです。

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