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臨床指圧調整塾 指圧師の在り方

私が参加していただいている皆さんに教える施術法は私自身が今まで経験して構築してきた浪越指圧を基礎とした現時点で最良、最適と考えているものになります。

ですが私の施術法をそのままコピーしていただきたい訳ではありません。

当たり前のことですが、施術者は施術に入れば常に自分が責任を持って対応しなければなりません。

その時々の患者さんの状態に合わせて適切な施術を自身で考えて行えなければいけません。
 それ故に自分で考える力を養ってもらえるようにしていただきたいのです。

これをやればこう治る、などということは一切ないと言っても過言ではありません。

何故なら患者さんの身体はお一人お一人違うからです。

症状の発生の機序、状態、生活習慣、性格など患者さんの症状を構成する要素は山ほどあります。

それをこういう技術で行えば簡単に治りますなどという謳い文句は幻想に過ぎません。

患者さんにお一人お一人に合わせた最大限効果的な施術を行うためには臨機応変に対応できることが当たり前になっていただきたいのです。


以前、浪越の大先輩の先生にありがたいお言葉をいただきました。

浪越の基本はとても大切です。
そのことを軸にしてあなたはあなたの指圧を創造していきなさい。
あなただけの指圧があるから。
指圧はそういうものだよ。

この言葉をいただいて私は感銘を受けました。

一人一人生きてきて経験してきたことはもちろん違います。そこで経験してきたことは紛れもなくその人だけのものです。

その経験を指圧に取り入れ自分自身の中に落とし込んで指圧に活かす。

指圧師は斯くあるべきと私は思います。

私が教えることを自分の指圧を創造していくための一助としていただけたらなと考えています。

私自身もどんどんアップデートしていきますのでお楽しみに。

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