手に残っている感触
触れていたはずの熱量
当たり前のように触れていた胸が
固く 動じず 君の瞳が濁る
遠く 離れて行く 虚ろな世界
戻せないとわからずに続けても
動悸が激しくなるのは私だけで
胸に手を当て圧し続けても
押さえつけられるのは私の脳裏
時間よ 止まって あなたを返して

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