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シリーズ2作目「オレたち花のバブル組」も夢中で読んだ。

「オレたちバブル入行組」(2004年)を一気に読んだ私は、その日のうちにシリーズ2作目「オレたち花のバブル組」(2008年)を開き、たちまち読了してしまった。
いやぁ、なんて面白いんだろう。
理不尽な上司、組織の壁、努力が認めてもらえない虚しさなどなどサラリーマンなら誰もが経験したようなことに読者は身につまされ。そして自分にはできなかったような見事なリベンジをやってのけるヒーローに溜飲を下げたのだ。
ドラマもメッチャ面白かったけれど、追い詰められて窮地に陥る登場人物たちの内面は小説の方がはるかに濃厚で重層的に描かれ、私たちに迫ってきた。半沢直樹像もあの堺雅人(良かったけれど)よりしっくりくる、と思ったのは私だけだろうか。
シリーズ3作目「ロスジェネの逆襲」は残念ながらまだ手元にない。あればすぐにも読みはじめることだろう。