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トム・ハンクスの「オットーという男」自分の晩年に思いを馳せた。

トム・ハンクス主演兼製作「オットーという男」(2022年)は孤独な老人が死を前に再生するハナシ。オットーは最愛の妻に先立たれ、定年退職で仕事を失い自殺を考えていた。そこに陽気なメキシコ人女性とその家族が向かいに越してくる。その女性のお節介で頑なな心が溶けていき、人間らしさを取り戻す。隣人たちとの幸せな晩年の末、穏やかな死を迎える。
身につまされる。
やがて自分にも訪れる家族との別れ、孤独な日々に思いをはせる。それらを乗り越え明るく生きていこう、そうできたらって思う。